pyinstallerでexe化したPythonスクリプトで仮想環境を有効化して別のPythonスクリプトを実行したい

Question

前提・実現したいこと

pyinstallerでexe化したPythonスクリプトで、Pycharmですでに構築されている仮想環境を有効化し、仮想環境内でpipでインストールされているモジュール(pyautogui)を利用した別のPythonスクリプトを実行したい。

該当のソースコード

# main.py

import subprocess

# pyautoguiがインストールされた仮想環境ディレクトリの「activate.bat」を実行して仮想環境を有効化
cmd = r"C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\venv\Scripts\activate.bat"
subprocess.call(cmd, shell=True)

# sub.pyを実行
cmd = "Python " + r"C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\sub.py"
subprocess.call(cmd, shell=True)

# sub.py

import pyautogui

# ディスプレイの一番左上をクリックします
pyautogui.click( 1, 1 )

発生している問題・エラーメッセージ

main.pyを以下のコードでpyinstallerでexe化

pyinstaller main.py --onefile

を行い実行してみると、コマンドプロンプトが立ち上がり、下記のエラーメッセージが表示されて、sub.pyは実行されることなく(ディスプレイの一番左上がクリックされない)コマンドプロンプトが終了してしまいます。

エラーメッセージ

Traceback (most recent call last):
 File "C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\sub.py", line 1, in (module>
  import pyautogui
ModuleNotFoundEroo: No module named 'pyautogui'

試したこと

開いたばかりの何も入力していないコマンドプロンプトで

C:\Users\ユーザー名>Python C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\main.py

と入力して実行すると
上記と同じエラーメッセージが表示されますが

C:\Users\ユーザー名>C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\venv\Scripts\activate.bat

と入力して実行すると
(venv)
と行頭に表示されて仮想環境が有効化され

(venv) C:\Users\ユーザー名>Python C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\main.py

と入力して実行するとエラーメッセージの表示は無く、正常にスクリプトが実行されることは確認できました。

Pycharmのターミナルで、deactivateで仮想環境から抜けた状態で

C:\Users\ユーザー名>Python C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\main.py

と実行すると、上記と同じエラーメッセージが表示されましたが、activate.batを実行してからmain.pyを実行すると、正常に実行されたことから、subprocessを使用して入力したコマンドプロンプトへの入力内容が、次のモジュールを使用した処理に引き継がれていないのかと思い、shell=Trueを追加してみましたが思うような動作ができず行き詰りました。

何卒、ご教授の程よろしくお願いいたします。

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

• Python 3.7
• PyCharm 2018.3.6 (Community Edition)

pipで仮想環境にpyautoguiをインストールしました

• windows10

Answer 1

venvは今まで触った事がありませんでしたが、試しに環境を作ってみました。(ただし、Windowsでなくubuntuですが)
おおよそ予想が付いていましたが、activateスクリプトは仮想環境のための環境変数を設定しているようです。
そうなると、質問者さんのmain.pyは問題があります。

cmd = r"C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\venv\Scripts\activate.bat"
subprocess.call(cmd, shell=True)

環境変数は、プロセス内でしか有効になりません。
つまり、「activate.bat」で設定された環境変数は、呼び出したPythonスクリプト、その後subprocess.callで実行するPythonスクリプトには何も反映されません。

対処の一つとして、2つのサブプロセスを以下の一つのバッチファイルにして、それを起動するのが一番簡単な対処だと思います。

call C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\venv\Scripts\activate.bat
Python C:\Users\ユーザー名\PycharmProjects\sub.py

(バッチファイルを久々に書いたけど、バッチファイルの中でバッチファイルを呼び出して環境変数を設定する場合には、「call」を付けるんだっけ?)

もしくは、「activate.bat」の内容をみて、それをPythonで処理してしまうというのも手です。
見たところ、環境の復元を気にしなければ、「VIRTUAL_ENV」「PATH」「PYTHONPATH」の環境変数を設定すればいいだけみたいですし。

Comments

[YUTAYUTA]

ご教授いただきありがとうございます。
教えていただいたbatファイルを作成したところ、仮想環境が有効化できたようで、問題なくsub.pyが実行できました。
本当にありがとうございました!!!

Answer 2

exe化、といっても、たんにPython本体とコード、そして使用されるパッケージをひとまとめにしてしまって、それを展開して実行させている、だけなんで、
そういうことをする場合には、PyCharmで使用されているPythonを指定して実行させるなどしないとダメでしょうね

Comments

[YUTAYUTA]

ご教授いただきありがとうございます。
引き続き検討させていただきます。