Zabbixの外部チェックを使ってESXiからインベントリ情報を取得する場合の、LLD・アイテムのプロトタイプの設定方法を教えてください

Question

前提・実現したいこと

Zabbixの外部チェックを使って、対象のESXiからインベントリ情報を取得したいと考えています。(標準のテンプレートでは取得できる項目が少ないため)
インベントリ情報は、値が常に1つに決まるもの(搭載CPU名など)と複数(可変)のもの(ESXiがマウントしているデータストア名など)があります。
複数(可変)の値を取得したいため、LLD(ローレベルディスカバリ)を使用したいのですが、LLD、アイテムのプロトタイプの設定あたりで悩んでいます。

困っている事

通常、ローレベルディスカバリで複数の値を取得しjson形式で出力した後、アイテムのプロトタイプでそのjsonの値（戻り値）を引数にして、何かしらの値をとるようにすると思います。
しかし、今回スクリプト(=LLD設定)だけで複数の値(=ほしい値)が取れてしまうので、アイテムのプロトタイプをどのように設定すれば良いかわかりません。

試したこと

以下のような値(jsonオブジェクト)を返すスクリプトを作りました(LLDに設定済み)。

{"data": [{"{#DS_NAME}": "datastore-01"},
{"{#DS_NAME}": "datastore-02"},
{"{#DS_NAME}": "datastore-03"}]
}

次にアイテムのプロトタイプですが、ここは例えばどのように書けばいいでしょうか。
上の例で言えば、datastore-01、datastore-02、datastore-03が欲しい結果(=zabbixのDBに格納したい値そのもの)です。
試しにアイテムのプロトタイプに{#DS_NAME}とだけ書いてもエラー(設定不可)でした。
※もしくはLLDやアイテムのプロトタイプ以外にやり方がありますか？
よろしくお願いいたします

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

・CentOS7 64bit
・zabbix 4.0
・ESXi6.7

Answer 1

ローレベルディスカバリでのjsonデータは、監視対象項目を見つけるためのデータです。上記でのdatastore-01あたりは、監視データではなくて監視対象のなにかですね。これが動的に変更されても追従してくれるってのがLLDです。

https://rougeref.hatenablog.com/entry/20180308/1520560172

ここに特定のディレクトリ以下のディスク使用量をLLDで監視するときの設定例がありますので参考にしてみてください。

Comments

[退会済みユーザー]

コメントありがとうございます。返信遅くなりましてすいません。
今頂いたコメント等を参考に、データストアのUUIDをjson形式で出力し、またアイテムのプロトタイプでそれを引数にしてデータストアの名前や容量を取得するスクリプトを作成中です。この後Zabbixに設定してみて問題ないか確認してみます。
結果が出ましたらまた共有させていただきます。取り急ぎご連絡とお礼まで。

[退会済みユーザー]

あの後スクリプトを完成させ、zabbixに登録して確認しました。
具体的には、DataStoreのUUIDをjson形式で出力させるスクリプトを作り、ディスカバリルールのキーに登録。また、アイテムのプロトタイプで、その戻り値であるUUIDをキーにしてDataStore名を取得するキーを登録、を行いました。

結果は、ディスカバリルールのところで以下のようなエラーメッセージが出ます。調べましたが解決方法がわからず、再投稿させていただきます。もしおわかりの方がいれば教えてください。
---
Cannot create item: item with the same key "AAA.py["-s", "{$SERVER}", "-t", "esxi_ds_name", "-i", "{#ESXi_DS_UUID}"]" already exists.
---
※AAA.pyはスクリプト名です。また、{$SERVER}は対象サーバのIPアドレス(マクロ)です。
※zabbixに登録せずにスクリプトだけで実行してみたところ、意図した通りの動作（UUIDをキーにDataStore名の取得に成功）しました。

■補足　zabbixへの設定内容は以下の通りです。
＜ディスカバリルール＞
名前 : ESXi_DS_UUID
タイプ : 外部チェック
キー : AAA.py["-s", "{$SERVER}", "-d", "esxi_ds_uuid"]

＜アイテムのプロトタイプ＞
名前 : esxi_df_name {#ESXi_DS_UUID}
タイプ : 外部チェック
キー : AAA.py["-s", "{$SERVER}", "-t", "esxi_ds_name", "-i", "{#ESXi_DS_UUID}"]
データ型 : 文字列

Answer 2

{#ESXi_DS_UUID}を{#ESXDSUUID}にしたところ、エラーが消え、問題なく情報が取れるようになりました。
ありがとうございました。