Javaにおける例外処理の使い分けについて

Question

Javaを勉強していて、一点どうしても疑問に思うことがあります。
Exception をcatchした際に、
throw exとするのと、throw new XXXExceptionとするのは
どのように違いますか？
呼び出し元に返すオブジェクトが違うということはなんとなく分かるのですが、
正確に使い分けることができません。

例えば、getAmt()というテーブルのデータを取得するメソッドがあるとした場合、
呼び出し元の処理は、
methodA、B、Cのうちどれが正しい記述でしょうか？

import java.sql.SQLException;

public class sample{
	public static void main(String [] args){
		try{
			methodA();
			methodB();
			methodC();
		}catch(SQLException ex){
			System.out.println(ex.getMessage());
			System.out.println(ex.getCause());
		}
		
	}
	
	private static int methodA() throws SQLException{
		int amt = 0;
		
		AmtTable amtTable = new AmtTable();
		
		try{
			amt = amtTable.getAmt();
		}catch(SQLException ex){
			System.out.println("methodAでエラー");
			throw new SQLException(ex);
		}
		
		return amt;
	}
	
	private static int methodB() throws SQLException{
		int amt = 0;
		
		AmtTable amtTable = new AmtTable();
		amt = amtTable.getAmt();
		
		return amt;
	}
	
	private static int methodC() throws SQLException{
		int amt = 0;
		AmtTable amtTable = new AmtTable();
		try{
			amtTable.getAmt();
			amt = amtTable.getAmt();
			
		}catch(SQLException ex){
			System.out.println("methodCでエラー");
			throw ex;
		}
		
		
		return amt;
	}
}

Answer 1

methodAのように同じ型の例外をnewするのは、スタックトレースが途切れてしまうので、やってはいけません。

同じ型の例外を投げる場合、メソッド内でする処理がなければmethodBのようにそのまま素通しで問題ありませんし、例外発生時にメソッド内でもなにかしたい場合には、methodCのように元の例外をそのまま投げましょう。

これら以外に、もともと発生したものとは別のクラスの例外を投げる例外翻訳という技法も存在します。

Comments

[mask_melon]

maisumakun様
大変有益な情報をありがとうございます。
勉強になりました。
ちなみに上記のような情報を学習するためには、どのようなサイト、書籍が良いでしょうか？
よろしければ教えて頂けますでしょうか

[maisumakun]

Javaでいうと、Effective Javaは一読することをおすすめします。