smtpd_sasl_auth_enable = yes
は、Postfixがサーバーとして、クライアントからの認証を受けるという設定です。Postfixがクライアントとして、他のSMTPサーバーに対して認証を受ける設定は、smtp_sasl_auth_enable = yes
です。
VPSローカルのコマンドライン上で、sendmail
を起動してメールを送るのであれば、認証されません。
デフォルトだと、宛先メールアドレスに対して、MXレコードないしAレコードを引いてそのサーバーの25番ポートに送信します。
ただ、レンタルサーバーとかVPSサーバーからの送信の場合、送信先によってはspam認定されることがあります。
それを避けるため、私は、契約プロバイダーのSMTPサーバーにリレーして、プロバイダーのIDで認証して送っています。
Postfix
1relayhost = [smtp.some-provider.example.ne.jp]:587
2smtp_sasl_auth_enable = yes
3smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/smtp_sasl_password
4smtp_sasl_security_options = noanonymous