Postfixメール送信テストについて

Question

Postfixのメール送信テストをしてlogの確認を行っているのですが、
メールのlogは、/var/log/maillogだけを見ればよいのでしょうか？
/var/log/配下を確認すると、maillog以外に、maillog-日付のlogファイルもできています。
ただ、このmail-日付のlogファイルは、postfixをインストールした日だけなのか、1日分しか
ありません。postfixをインストールするとき、特にlogに関する設定は何もおこなっていませんでしたし。

色々、調べているのですが、この２つの違いや見方をごご教授いただけらと思います。

tail -F /var/log/maillog

Nov 14 11:42:35 dns postfix/pickup[2144]: D5EDFBFCF5: uid=0 from=<root>
Nov 14 11:42:35 dns postfix/cleanup[2680]: D5EDFBFCF5: message-id=<[e-mail]>
Nov 14 11:42:35 dns postfix/qmgr[2146]: D5EDFBFCF5: from=<[e-mail]>, size=459, nrcpt=1 (queue active)
Nov 14 11:42:35 dns postfix/smtp[2682]: connect to mail1.contoso.local[192.168.45.230]:25: Connection refused
Nov 14 11:42:35 dns postfix/smtp[2682]: D5EDFBFCF5: to=<[e-mail]>, relay=none, delay=0.04, delays=0.03/0/0/0, dsn=4.4.1, status=deferred (connect to mail1.contoso.local[192.168.45.230]:25: Connection refused)

mail-日付形式のlog↓
cat /var/log/maillog-20151108

Nov  8 04:24:48 dns postfix/postfix-script[1726]: starting the Postfix mail system
Nov  8 04:24:48 dns postfix/master[1728]: daemon started -- version 2.6.6, configuration /etc/postfix
Nov  7 21:45:47 dns postfix/postfix-script[26625]: stopping the Postfix mail system
Nov  7 21:45:47 dns postfix/master[1728]: terminating on signal 15
Nov  7 21:51:26 dns postfix/postfix-script[1703]: starting the Postfix mail system
Nov  7 21:51:26 dns postfix/master[1705]: daemon started -- version 2.6.6, configuration /etc/postfix
Nov  7 21:56:12 dns postfix/postfix-script[2658]: stopping the Postfix mail system
Nov  7 21:56:12 dns postfix/master[1705]: terminating on signal 15
Nov  7 21:57:06 dns postfix/postfix-script[1758]: starting the Postfix mail system
Nov  7 21:57:06 dns postfix/master[1760]: daemon started -- version 2.6.6, configuration /etc/postfix
Nov  7 22:58:25 dns postfix/postfix-script[14464]: stopping the Postfix mail system
Nov  7 22:58:25 dns postfix/postfix-script[14467]: waiting for the Postfix mail system to terminate
Nov  7 22:58:25 dns postfix/master[1760]: terminating on signal 15
Nov  7 22:59:20 dns postfix/postfix-script[2094]: starting the Postfix mail system
Nov  7 22:59:20 dns postfix/master[2095]: daemon started -- version 2.6.6, configuration /etc/postfix
Nov  7 23:51:16 dns postfix/postfix-script[2864]: stopping the Postfix mail system
Nov  7 23:51:16 dns postfix/master[2095]: terminating on signal 15
Nov  8 14:38:59 dns postfix/postfix-script[2132]: starting the Postfix mail system
Nov  8 14:38:59 dns postfix/master[2133]: daemon started -- version 2.6.6, configuration /etc/postfix

Answer 1

日付がついているログファイルはローテートされてたログです。ログはずっと貯まっていきますので、そのままではいつかログが肥大化して、

• ログファイルが大きすぎて開けなくなる(今はそれほどでもありませんが、昔の貧弱なスペックでは問題でした。)
• ディスク容量を圧迫して、システムが停止する(HDDがTB級の時代では何年かかるんだとお思いでしょうが、仮想環境だとそんなに割り当てません。)

という問題が発生します。そこで、OSにはログローテートという仕組みが備わっています。現在使用中のログファイルを別の名前(日付だったり、番号だったりします、そこは設定によります)に変更します。同時に、新規にログを書き込むするための空のログファイルを作成します。こうすることで、一つのログファイルが巨大になることを防ぎます。また、日付や番号で管理することで、どれだけ古いかがわかるため、あまりにも古いファイルは自動で削除するようにします。これがログローテートです。(他にも、ローテート時にgzip等で圧縮等もできます)

これらはcronでスケジュール化されて、1日1回程度動作します。ただ、毎日するのか、毎週なのか、一定サイズを超えたらするのかを設定できます。古いログの削除も、どれだけ残すのか、それとも削除しないのかを設定できます。こういった設定は、CentOSであれば、/etc/logrotate.confファイルと/etc/logrotate.dディレクトリにある各ファイルに書かれています。また、ログファイルによってタイミングや保存期間を変えている場合があります。

デフォルトでも無難にログローテートするように設定されていますので、一度上である設定ファイルを見てみてください。しばらく運用すれば日付のファイルも増えていきますので、現在のログを見たいときはmaillog、ローテートされてしまった過去のログを見たいときは日付のついたログと覚えておくといいでしょう。ただ、古すぎるのは自動削除されますので、ずっと残しておきたい場合はログローテートの設定を変更してください。