レイヤー2プロトコルについて教えてください（イーサネット、PPP、トークンリング）

Question

ネットワークスペシャリストの勉強をしているのですが、
レイヤー2プロトコルの違いが、用途の理解がまだ不安です。

以下に私の理解を記載しますので、補足や間違っていることがあったらご指摘をお願いします。

■イーサネット
Macアドレスを用いてPCとルータ間、ルータとルータ間のやり取りを行う。
Macアドレスで宛先を指定できるので、ネットワークの構成は自由？？

■PPP
Macアドレスを使用せず、常にブロードキャスト。
Macアドレスで宛先を指定していないので、一対一のネットワークでしか使用できない？？
認証機能を持っているため、家庭用のルータとISP間のやり取りで使用される。

■トークンリング
リング上のネットワークをトークンというパケットが流れる。トークンには宛先をMacアドレスで指定する。

Answer 1

■イーサネット
■トークンリング
・いずれもレイヤ１とレイヤ２の両方にまたがるプロトコル。実現方法が違うだけで機能的には大差ない。

・イーサネットは送信者が大声で叫んで受信者が自分宛ての声だけ聞く形式
・トークンリングは送信者が定期的に回されてくる回覧板にデータを付けて次の人に回し、受信者が回ってきた回覧板に自分宛てのデータが付いていたらもらう形式。
・イーサネットの弱点は複数のノードが同時に叫ぶと混信することで、トークンリングの弱点は回覧を回す人が一人回せなくなると全体が止まること。
・早い段階で混信問題の解決コストが落ちたことにより、ほぼイーサネットに一本化されている。

■PPP(Point-to-Point Protocol)
・一対一のネットワークでしか使用できないのではなく、一対一の通信で使うために作られたプロトコル。
・一対一が前提なのでそもそも宛先という概念が不要というだけで、ブロードキャストしているわけではない。
・家庭用のルータとISP間で使っているのはPPPoE(PPP over Ethernet）で、Ethernetネットワーク上で仮想的にPPPを利用する基盤を用意して通信するプロトコル。