ちょっと突き離した様な書き出しになって恐縮ですが・・・
最初に結論を書くとブラウザ毎の 仕様の違い なので挙動に差異があるのは当然であり、具体的な差異については内部仕様を調査すれば確実ですが、Microsoft製品はオープンソースではないので、実際に試すことで推測するしか方法が無いように思います。
なぜこの様に消極的な結論に達したかというと・・・
HTMLのレンダリングという要の機能で、W3Cによる共通の仕様(勧告)があるにも関わらず、実装の違いにより細かな挙動の差異が生じるものなのに、片やオートコンプリートは、たまたま呼び名が同じだけで共通仕様も無い、いわばサービス機能なので、挙動が異なっても当然と言わざるを得ません。
とはいえ、何かヒントでもあればと思って、取り敢えず IE11 と Firefox のオートコンプリート機能について簡単に調べてみました。
まずFirefoxについてですが、下記のヘルプをご覧ください。
フォームの自動補完
オープンソースだけあって、サービス機能についてはかなりザックリした感じです。たとえば履歴を削除したい場合も 一括 削除です。
言い換えるとフォーム内のどのフィールドだからなんて気にせず、記録するかしないか、削除も一括で、だから機能がONならばどのフィールドに対してもオートコンプリートが効くということなのかなぁ~と推察されます。
一方 IE11 の場合も、まずは下記ページをご覧ください。
Internet Explorer - オートコンプリートの設定
これはMicrosoftの意地なのでしょうか、それともOSを高く売りつけるための体裁を繕っているのかも、なんて穿った見方をしたくなる程、時としてサービスの押し売りになっているケースがあります。
細かくコントロール出来ること自体は良いことですが、デフォルトの設定はどうなっているのか?バージョンによっては異なったりしないか?という問題があるのと、更に根深い問題としては、オートコンプリートの対象を区別している訳ですから、どんな設定にするとどのフィールドが対象になるかは内部仕様に依存していてユーザーには分からないという点があります。
似た問題で、パスワード管理ツールの多くがIDやパスワードの自動入力機能を持っているのですけれども、サイトによっては自動入力が上手く行かない場合があります。
これはページの構造がツールの想定しているフィールドの識別方法に当てはまらない場合があるからですが、フィールドの種類を正確に識別するのは意外と難しいということではないでしょうか?
以上、少しでも参考になれば幸いです。
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2015/11/12 11:51