trait内でのparentについて

Question

PHPマニュアルに記載のtraitについてお聞きしたい部分があります。
下記コードはPHPアニュアルより引用したものです。

<?php
class Base {
    public function sayHello() {
        echo 'Hello ';
    }
}

trait SayWorld {
    public function sayHello() {
        parent::sayHello();
        echo 'World!';
    }
}

class MyHelloWorld extends Base {
    use SayWorld;
}

$o = new MyHelloWorld();
$o->sayHello();
?>

お聞きしたい部分は、trait SayWorld内で何故「parent」キーワードが使用できるのかといった部分です。
parentは継承したクラス内で、親クラスのメソッドを指す場合に使用されると認識しているのですが、何故traitの中で使用することができるのでしょうか？

Answer 1

もしかしたら的を外しているかもしれないですが。

parentは、スコープ演算子::に前置して、それが書かれているクラスの親を求めるキーワードです。
トレイトはメソッドを追加したように動作するので、トレイトに書いているparentはトレイトが追加されたクラスの親を示すことになります。

そもそもトレイトはクラスではないのでselfでさえ使えるのはおかしいはずですが、そういうものです。

Comments

[退会済みユーザー]

phpってあちこちの言語からいろんな概念を寄せ集めてる感があって、厳密に考えすぎると苦しくなる場面が多々ある気がする。

[toll_tree]

「トレイトが追加されたクラスの親を示すことになる」こちらの部分は大変分かりやすく、助かりました。
ありがとうございました。

[toll_tree]

@m6uさん
そうですね。ある程度理解できたら、次に進んでみるというのも大事ですよね

Answer 2

根拠部分を太字にしました。

昔ながらの継承に機能を加えて、振る舞いを水平方向で構成できるようになります。

Comments

[m.ts10806]

traitあまり使ったことがないけどこの1句があるだけでかなり有用だと分かりますね。

[退会済みユーザー]

今までの一連の流れを観てきた上で、その説明で伝わるかなぁと危惧する。
継承ってclassの方の話って気もしなくもない。
traitはメソッドを束ねたもので、任意のclassにメソッドをまとめて追加できますよ、のまとめて追加が「振る舞いを水平方向で構成できる」なのでしょうけど。
traitで抽象メソッドも扱えるのとか、例えばクルマもウマもヒトも「走る」けど「走る」の意味が違うしやってることが違うよねって意味でこの「走る」がtraitの抽象メソッドなんじゃないか、なんて例示は混乱するだけだろうか。

[m.ts10806]

「親クラスのメソッドを指す場合に使用されると認識」と質問内にあったのでPHPマニュアルの当該文言が目に入ってなかったんだろうなと推測しました(それか正しく理解してないか、のどちらか)。
継承自体は「昔ながらの」であるわけですし、それを理解した前提で入ってきてないと学習の進め方としてはおかしいです。
まあ質問者さんに伝わらないと判断された上での低評価なのでしょうけど、きちんとここに至るまでオブジェクト指向を習得したのであればあの一句でピンと来ることも多いだろうなと思っての今回の回答です。

[m.ts10806]

ただ、PHPマニュアルのNoteより前にでてるデフォルトのサンプルコードって最小限すぎて時々実用イメージわきにくいなってのはあります。
結局検証コード書きまくって時にフレームワークのコアソース読んで考えるしかない。