C言語 ポインタと文字列

Question

#include <stdio.h>

int main( void )
{
char *p1, *p2;
p1 = p2 = "Winter";

while ( *p1 ) {
	p1++;
}
while ( p1 > p2 ) {
	p1--;
	putchar( *p1 );
}
putchar( '\n' );

return 0;

}

上記のコードにおいて「while ( p1 > p2 )」は何を意味しているのでしょうか？

Answer 1

アドレスの比較ですね。

最初のwhileループでp1をインクリメントさせてWinterの先頭アドレスからNULLの位置まで移動させています。
つまり最初のループが終わるとp1とp2の関係は以下のようになっています。

W	i	n	t	e	r	\0
p2						p1

次のループでp1をp2に向かってデクリメントさせ、Winterを逆から出力させる処理になります。
つまりループの条件はp1がp2よりも大きい間、ということになります。

Comments

[kazu930820]

アドレス同士での大小の比較をすることは可能なんでしょうか？

[ttyp03]

アドレスとは言っても中身は数値ですから可能です。

[ikadzuchi]

> 中身は数値ですから可能
それは違います。あくまで「仕様上できることになっているのでできる」のです。(さらに言えば、できるのが自然だからできる仕様になっている)
ポインタは数値とは異なる型ですから、例えば数値ではできる乗算や(ポインタ同士の)加算といった演算ができません。

[ttyp03]

安易に数値と書くとツッコまれると思ったら案の定でした。
アドレス同士の比較は数値(int型とか)の比較と内部的に何が違うのでしょうか？
C言語の仕様的なところは不得手ですので、後学のためにも教えてもらえるとうれしいです。

[otn]

内部的にというのが実装のことなら、大小比較が符号無し整数型と同じでない実装は無いと思います。
指摘は実装の話じゃないですね。
インクリメント等その他演算は、コンパイルエラーにならないケースであっても、実装は符号無し整数型とは異なるわけなので、「中身は数値ですから可能」という表現は初心者をミスリードする可能性があります。

[episteme]

ポインタの”中身は数値"と決めつけちゃうと ポインタ++ の説明がつかなくなっちゃうしね。
※ 個人的には ポインタの比較は == と != 以外やっちゃダメだと思うの...

[ikadzuchi]

(他の方が解説してくれたので特に付け加えることはないかな…)

Answer 2

アドレスの大小を比較してます
p1++ と p1-- はなにをインクリメント、デクリメントしているのかわかるでしょうか。