イテレータの仕様について

Question

イテレータ、ポインタ関連の仕様に関してつまづいてしまったので質問です。

	list<Position> ps;
	ps.push_back(Position(0,0));
	Position p1 = *(ps.begin());
	p1.x = 100;
	auto p2 = ps.begin();
	(*p2).y = 100;
	cout<<ps.begin()->x<<" "<<ps.begin()->y<<endl;

このコードを実行すると、出力結果が 0 100 になるのはなぜなのでしょうか。
自己解決は難しいと判断しました。おたすけください。

念の為Positionのコードも載せておきます。

class Position{
public:
	int x;
	int y;
	Position(int x_, int y_){
		x = x_;
		y = y_;
	}
};

Answer 1

Position p1 = *(ps.begin());では、p1はコピーコンストラクタで新規作成されています。なので、p1.x = 100;としても、コピーの方を書き換えただけで、psに入っている方は書き換わりません。

Comments

[maisumakun]

C++が他のオブジェクト指向言語と大きく異なる点ですが、「Position p1」のように宣言した変数はデフォルトでオブジェクトと紐付いていて、代入したときも初期化時はコピーコンストラクタ、あとからの代入ではoperator=が動くというように、参照でのやり取りではないのです。

[Jiro_tech15]

なるほど、そういう仕様なのですね。
ありがとうございます！

[Jiro_tech15]

すみません、operator=が動く とはどのような意味でしょうか。

[maisumakun]

書いてのとおり、「operator=」というメンバ関数として代入演算を実装して、それが実行される、ということです。

[Jiro_tech15]

ありがとうございます。