flushの役割がわからない。

Question

flushとはファイルを無理やり開くという意味ですか？
教材には確実にバッファからファイルの書き込みを実行させるためとありますが、よく意味がわかりません。

flush は何のためにあるのでしょうか？
また、他に flush を使った簡単な例などはありますか？

#受け取ったfilepassの桁数を返す関数を書く。
import unittest
import tempfile

def count(filepass):
    with open(filepass, encoding='utf-8') as f:
        lines = len(f.readlines())
        return lines
    
class TestCount(unittest.TestCase):
    def test_count(self):

        with  tempfile.NamedTemporaryFile(mode='w') as f1:
            f1.write("""one
two
three""")
        
            f1.flush()
            actual = count(f1.name)
        self.assertEqual(3, actual)

Answer 1

出力データがバッファにもし溜まっていたら、実際に出力するというのが機能です。

print("OK",end="");time.sleep(3);print("")

print("OK",end="");sys.stdout.flush();time.sleep(3);print("")

一般に、ファイル出力でも端末出力でも、実際に出力されるのはバッファが一杯になったときか、クローズされたときか、flushされたときか、出力が端末の時は改行を出力したときです。

Answer 2

出力処理は、プログラムの実行と比較すれば遥かに重い処理ですので、バッファリングといって、出力するという命令が来てすぐに実行するのではなく、タイミングを見て出力を行う、という仕組みになっていることがあります。

ただ、今回はcount関数で「ファイルから行数を知りたい」ということがありますので、実際に出力させてからcountへ進む必要があります。ということで、flushを使ってバッファリングしている結果もすべて出力させる、という措置が必要になります。

他に flush を使った簡単な例などはありますか？

簡単な例で使う必要は通常ないものです（出力のタイミングが関わってくるような、少し複雑な処理を行わないと役に立ちません）。