ブランチでの変更内容が別のブランチに反映されてしまう

Question

masterブランチと、masterブランチからgit checkout -b anotherで作成したanotherブランチがあります。anotherブランチでの変更はmasterブランチに影響を及ぼさないはずですが、どうも及ぼしているように見えます。
gitの動作としてこれは正しいのか。正しいとした場合、masterブランチに影響を及ぼさない開発ブランチを作るにはどうしたらよいか教えてください。

試したこと

現在あるブランチはmasterブランチのみ、カレントディレクトリには「これはmasterブランチです。」とだけ書かれたtest.htmlファイルがあります。

$ git branch
* master
$ ls
test.html
$ vi test.html
これはmasterブランチです。
~
:wq

この状態でanotherブランチを切り、test.htmlに変更を加えます。

$ git checkout -b another
Switched to a new branch 'another'
$ git branch
* another
  master
$ vi test.html
これはmasterブランチです。
いいえ、これはanotherブランチです。(追記)
~
:wq

ここでmasterブランチに戻り、test.htmlを確認すると、anotherブランチでの変更内容が残っています。

$ git checkout master
Switched to branch 'master'
$ vi test.html
これはmasterブランチです。
いいえ、これはanotherブランチです。(追記)
~

ここで期待する動きは、masterブランチのtest.htmlには、anotherブランチで追記した「いいえ、これはanotherブランチです。(追記)」が反映されていないことなのですが、期待に反して反映されてしまっています。

これはGitの正しい動作なのでしょうか。正しい場合は、"別途開発用のブランチ（or環境)を作り、その中での変更内容はmasterブランチには反映されない"という状況をつくるにはどうしたらよいでしょうか？

Answer 1

超簡単に言うと another での変更をコミットしてください。そうすれば master に戻ったときの master は前のままです

Comments

[Sigma1630]

ありがとうございます。勉強不足でした。

Answer 2

提示いただいた手順では、master と another のいずれのブランチにも反映されていません。

変更しているのはローカル環境上（ワークツリー）のファイルです。

期待されている動作を実現するには、ファイルを変更し、git commit コマンドで another ブランチに反映した後で、master ブランチに切り替えるとうまくいくと思います。

Comments

[Sigma1630]

おっしゃる通りでした。ブランチはコミットされて初めて状態がセーブされるのですね。ありがとうございます。

Answer 3

gitのbranchはあくまでcommitにつけたラベルのようなものであったことを思い出してください。言い換えるとcommitされていない部分は関知しようがないわけです。

git checkoutはcommitされていない部分を保持しつつ、branchを切り替えます。なのでもし切り替え先に適用できない変更がcommitされていない部分にあるとconflictします。

Comments

[Sigma1630]

思い出しました！この場合はmasterでtest.htmlをコミットし、その後anotherでtest.htmlを編集し＆コミットした場合に初めて、各々のブランチでtest.htmlの状態が個別に保存される感じですね。
実際にやってみたらそのような挙動になりました、スッキリしました。ありがとうございます。