Objective-CでもSwiftでも、どちらを使ったアプリでもAppleの審査を受けてAppStoreから公開することができますが、古いXcodeを使って作ったアプリはAppleの審査を受けることができません。
https://developer.apple.com/jp/app-store/submissions/
2019年3月27日以降、 App Storeに提出されるすべてのiOS Appは、iOS 12.1以降のSDKでビルドされ、iPhone XS Maxまたは12.9インチiPad Pro(第3世代)のオールスクリーンのデザインをサポートする必要があります。
と書かれている通り、Appleの審査を受けるにはiOS-SDK12.1以降(Xcode10.1以降)を使う必要があります。そして、Xcode10.1をインストールするにはmacOS10.13.6(High Sierra)以上が必要で、macOS10.13.6をインストールできるMacは、次のMacになります。
- MacBook(Late 2009以降)
- MacBook Pro(Mid 2010以降)
- MacBook Air(Late 2010以降)
- Mac mini(Mid 2010以降)
- iMac(Late 2009以降)
- Mac Pro(Mid 2010以降)
(参考)
https://en.wikipedia.org/wiki/Xcode#10.x_series
https://support.apple.com/kb/SP765?locale=ja_JP
つまり、言語の選択に関係なく、上記のMacを持っていないとAppleに審査を依頼してAppStoreからアプリを公開することはできません。
また、もし今からじっくり勉強しながら開発して今年の秋ぐらいにAppleの審査を受ける予定であれば、今年の秋頃にはXcode10.2以降を使うようAppleが条件を変更してくるかもしれません。そうなると、Xcode10.2をインストールするにはmacOS10.14.3(Mojave)以上が必要で、macOS10.14.3をインストールできるMacは、次のMacになります。
- MacBook(Early 2015以降)
- MacBook Air(Mid 2012以降)
- MacBook Pro(Mid 2012以降)
- Mac mini(Late 2012以降)
- iMac(Late 2012以降)
- iMac Pro(2017)
- Mac Pro(推奨されるMetal対応グラフィックカードを搭載したLate 2013、Mid 2010、Mid 2012モデル)
(参考)
https://support.apple.com/kb/SP777?locale=ja_JP
そして、この条件は毎年引き上げられる可能性があります。つまり、アプリ開発のためにMacを購入する予定であれば、性能は二の次でいいので、なるべく新しいMacを購入することをお勧めします。
もともとの質問であった、SwiftかObjective-Cかどちらを使った方がよいかについては、AppStoreから公開するつもりでアプリの作り方を今から勉強するのであれば、Swiftを使うべきです。
事例の多い/少ないを気にされているようですが、今はObjective-Cを使った情報よりもSwiftを使った情報の方が圧倒的に多いです。最新のXcodeに対応した入門書籍も今はSwiftを使った書籍しかありません。
最新のiOS機能を利用したアプリもObjective-Cを使って問題なく作れますが、Swiftの方が圧倒的にコードが書きやすいので、もともとObjective-Cを使って作った古いアプリをメンテナンスしたり機能強化したりする用途以外に、今はもうObjective-Cを使うメリットはないと思います。