ddコマンドについて(デバイスとファイルの関係)

Question

lpic1の勉強をしていてddというコマンドが出てきました。
cpコマンドと違い、デバイスとファイルの間でコピーを行えるとあるのですが意味がよくわかりません。
そもそもファイル自体がHDDなどのデバイス上にあるものだと思いますが、/dev以下に直接書込みができるということでしょうか？

/dev以下には、接続されているデバイスの情報があり、mountコマンドでどこかのディレクトリにマッピングしてからデバイス内のデータを操作出来るようになると思ってますが合ってるでしょうか？

Answer 1

/dev以下に直接書込みができるということでしょうか？

はい、そうです。

/dev以下には、接続されているデバイスの情報があり、mountコマンドでどこかのディレクトリにマッピングしてからデバイス内のデータを操作出来るようになると思ってますが合ってるでしょうか？

デバイス(=ブロックデバイス:ハードディスクのパーティションなど)にファイルシステム(ext4, xfs など)を作成して、cp コマンドなどでファイル、ディレクトリを操作する場合はそのとおりです。

一方、dd コマンドはファイルシステム上のファイルだけでなく、ブロックデバイスに直接アクセスできます。
例えば、CD/DVD を ISO 形式のまま 1ファイルとして吸い上げたり、USBから起動するOSイメージファイルを USBメモリに書き込んだり。

Comments

[lupus_dingo]

回答ありがとうございます。

変な質問だったらすいません、逆にcpコマンドを使って任意のosイメージファイルを、/dev以下ではなくマウント先ディレクトリにコピーすることもできると思いますがddコマンドと何が異なるのでしょうか？

[TaichiYanagiya]

質問の意図がわかりませんが、cp コマンドが扱うのはファイルやディレクトリのみで、マウントされているファイルシステム上での操作のみです。
dd では、CD/DVD デバイスをマウントせずにアクセスしファイルに書き出したり(dd if=/dev/sr0 of=hoge.iso)、ストレージのまるごとコピー(dd if=/dev/sdc of=/dev/sdc)といった、cp コマンドではできない操作が可能です。対象ブロックデバイス(例では /dev/sr0, /dev/sdb, /dev/sdc)はマウントされていなくてもいいですし、Linux が知らないファイルシステムでも(極端に言うとファイルシステムが作られていなくても)可能です。

[haraoka]

/dev配下のデバイスファイルはrawデータを直接読み書き出来ますけど、それ以外の世界はファイル単位の世界と理解すれば良いですよねぇ。

[lupus_dingo]

回答遅くなってすみません。
ファイルシステムについて理解しきれていませんでした。
cp コマンドはあくまでLinux上のファイルとしてコピーを行い、
ddコマンドはOS関係なしにもっと深い階層でコピーを行える(ストレージのここからここまでを強制的に上書きするなど)ということでしょうか？

[TaichiYanagiya]

はい、そうです。
「OS関係なし」ではなく「ファイルシステムに関係なく」です。
少なくとも、OS (のドライバ)でストレージを認識していれば、dd コマンドで操作できます。

[lupus_dingo]

回答ありがとうございます。
理解できました。