factoryメソッドをstaticで定義するデメリット

Question

ファクトリーメソッドという表現があっているのか自信ないですが、
以下のようなよくあるソースのデメリットはテストコードが書きにくい、くらいでしょうか？

Customer e=generateCustomer(arg1, arg2);
// eに対する登録処理とか。

private static Customer generateCustomer(Input1 i1, Input2 i3 ){
Customer e = new customer();
e.setId(i1.getId());
e.setStatus(i2.getStatus());
:
:
return e;
}

上記の代わりに以下のように外だしするとmockを仕込みやすくなると思いますがこちらのデメリットはなんでしょうか？(上下でどちらが一般的？)

@Autowired
Customerfactory factory;

public void register(){
Customer e=factory.generateCustomer(arg1, arg2);
// eに対する登録処理とか。
}

//spring beanにした別クラス
@Component
class Customerfactory {
public Customer generateCustomer(Input1 i1, Input2 i3 ){
Customer e = new customer();
e.setId(i1.getId());
e.setStatus(i2.getStatus());
:
:
return e;
}
}

spring diを使用しています。
(factoryよりdomainが正しければ指摘お願いします。)

Answer 1

Factoryメソッドをstaticで書くのは、コンストラクタが複雑になりすぎたときに、オブジェクトを簡潔に生成できるようにするためです。
その性質上、staticなファクトリメソッドの本質はオブジェクト生成であり、コンストラクタと変わりません。

Factoryクラスは、Factoryメソッドの「オブジェクト生成の簡潔化」ではなく「オブジェクト生成の隠蔽」が目的です。
例えばDI（依存性の注入）によってFactoryクラスを用意しておけば、対象のオブジェクト生成が複数箇所で行われていたとしても、Factoryクラスを変更するだけで、作成されるオブジェクトを変更できます