Ansibleで「|」(パイプ)の意味とdefaultの意味がわからない

Question

コード

- name: Start services
  service:
    name: '{{ item.name }}'
    enabled: '{{ item.enabled | default("yes") }}'
    state: '{{ item.state | default("started") }}'
  with_items:
    - name: httpd
    - name: mysqld

不明点

{{ item.name }}の部分は理解しております。

パイプの動作があまり良くわかっておりません。
パイプの左側が真ならば左を、偽なら右をということだと思っています。

具体的にはenabledの場合は値として「yes」か「no」をとるとのことです。
つまりitem.enabledの部分は動的に「yes」か「no」をとる。
しかし初回はなにも格納させていないので偽判定となり、右側のyesになるのでしょうか。

これはstateの場合、仮にstoppedが動的に取得された場合には自動的に再起動しないと思うのですが
コードとして正しいのでしょうか。

またdefault("文字列")の動きも教えていただきたいです。
単純にdefaultであることを明示するためのあってもなくてもいいもの。
ということでしょうか。

Answer 1

フィルターといわるものですね。

「左側の値を使って右側の処理をする」なので以下は間違ってます。

パイプの左側が真ならば左を、偽なら右をということだと思っています。

例えば

to_jsonフィルターを使用するとitem.enabledの値をjsonに変換します。

{{ item.enabled | to_json }}

maxフィルターを使うと最大値が取得できるので4が設定されます。

{{ [3, 4, 2] | max }}

defaultフィルターは左側が未定義だっとときに定義した値を使用します。
以下だと item.enabled が未定義の場合はyesとなります。
もしdefaultフィルターを使用してない場合は未定義なのでエラーになります。

{{ item.enabled | default("yes") }}

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Jinja2というPythonのテンプレートエンジンを使用しているのでJinja2などでググると理解が深まると思います。

Jinja2のドキュメント
http://jinja.pocoo.org/docs/2.10/

Ansibleが用意しているフィルターのドキュメント
https://docs.ansible.com/ansible/latest/user_guide/playbooks_filters.html

Comments

[parapa]

非常にわかりやすい回答ありがとうございます。
ということはitem.stateはstarted,stopped,restarted,reloadedの4つを取るらしいのですが、
stateがstoppedになっていた場合このコードだと再起動しないということ理解であっているでしょうか。

参考:https://qiita.com/moiwasaki/items/c320c7073a7ef086c5c9

[退会済みユーザー]

そのままstoppedがセットされるので再起動にはならず停止すると思います。

[parapa]

ありがとうございました。