配列を使用した足し算ができない

Question

初めまして、Ruby初学者です。
現在、与えられた配列に対して+1をした値を配列で返す実装をしています。

例えば、以下のように配列の値を返す感じです。

・引数が [1, 2, 3]の場合、[1, 2, 4]を返す
・引数が [2, 7, 8, 8]の場合、[2, 7, 8, 9]を返す
・引数が [2, 7, 8, 9]の場合、[2, 7, 9, 0]を返す

しかし、上手く実装をすることができずにいます。

【エラー】

NoMethodError (undefined method `to_i=' for "999":String)

【コード】

def number(n)
  sum = n.join
  sum.to_i += 1
  array = []
  array << sum.split(“ , ”)
end

ご教授頂けますと幸いです。

Answer 1

+=の左辺は変数である必要があります。代入するのだから、当たり前ですね。

また、数値をsplitすることはできませんし、文字列化してからsplitするにしても“ , ”で分割するというのが意味不明です。何を期待してのコードでしょうか？

案1：文字列化して結合して、＋1して、文字列化して分割する（わかりやすい）

def number(ary)
    sum = ary.join.to_i + 1
    sum.to_s.split("")
end

案2：文字列化せず、数値のままで処理する（初心者にはわかりにくいかも）

def number(ary)
    sum = ary.inject{|n,i| n=n*10+i} + 1
    sum.digits.reverse
end

Comments

[ko-u]

ありがとうございます！
とても参考になりました！

Answer 2

質問はエラーの意味がわからないと解釈して回答します。

エラーは「文字列にto_i=なんてメソッドはねーよ」という意味です。

問題の箇所ですが、

sum.to_i += 1

やりたいことは

1. sumを数値変換
2. 数値変換したsumに1を加算したい

だと思います。

残念ながらto_iメソッドは破壊的メソッドではないので、sumのタイプは文字列のまま変わりません。
やるのであればsumに数値変換したsum（=sum.to_i）を代入する必要があります。

---

ついでに重要な点を。

array << sum.split(“ , ”)

上の回答が正しければ、sumは数値になっているので、このままではsplitは使えません。
splitを使ったとしても、sumは「123」の状態なので(",")で区切られません。

※他にも細かいところがありますが、おそらく動作に支障はないので省きます。

Comments

[ko-u]

ご丁寧にありがとうございます！
とても参考になりました！

Answer 3

なぜ数値を配列で持つのだろう
数値で持ってて配列が必要な時にn.digits.reverseが楽そう

Answer 4

sum.to_i += 1 # => NoMethodError (undefined method `to_i=' for "999":String)

sum.to_i の処理をした場合、結果として変数ではなく 数値そのものが返ってきます
(数値そのものには代入が効かない)

なので、この処理を書きたい場合は次のようにする必要があるかもしれません

# 数値の計算と代入を分けて記述
sum = sum.to_i + 1

別解

こういう書き方・やり方もあるんだなぁ くらいに思っていだたければ:

(書いたコードが動いているのか簡単に確認したいので) 最初に Rspec でテストコードに起こしてみます

describe ArrayIncrement do
  # この処理( {} で括った部分) について検査を実施
  subject { ArrayIncrement.new(numbers_array).calc }

  context '[1, 2, 3] の場合' do
    # subject で使用している numbers_array の値をここで定義
    let(:numbers_array) { [1, 2, 3] }

    # subject の処理結果が期待する値 [1, 2, 4] と同一であるか検査
    it { is_expected.to eq [1, 2, 4] }
  end

  context '[2, 7, 8, 8] の場合' do
    let(:numbers_array) { [2, 7, 8, 8] }

    it { is_expected.to eq [2, 7, 8, 9] }
  end

  context '[2, 7, 8, 9] の場合' do
    let(:numbers_array) { [2, 7, 8, 9] }

    it { is_expected.to eq [2, 7, 9, 0] }
  end
end

テストコードが書けたので今度は実装側のコードを書いてみます
(書けたと思ったら逐次 rspec コマンドでテストを実行してパスするかを確認します)

class ArrayIncrement
  def initialize(numbers_array)
    @numbers_array = numbers_array
  end

  def calc
    @numbers_array.join # [1, 3, 9] => '139'
                  .to_i # => 139
                  .yield_self { |n| n + 1 } # => 140
                  .to_s # => '140'
                  .chars # => ['1', '4', '0']
                  .map(&:to_i) # => [1, 4, 0]
  end
end

あまり処理をつなげすぎても読む人の負担が増えるのでおすすめできないですが、上のように Integer とか String とか Object とか、型を行ったり来たりしながら書くこともできます

なにか参考になれば幸いです

Links

• rspec/rspec: RSpec meta-gem that depends on the other components
• Class: Array#join (Ruby 2.5.0)
• Class: String#to_i (Ruby 2.5.0)
• Class: Object#yield_self (Ruby 2.5.0)
• Class: Integer#to_s (Ruby 2.5.0)
• Class: String#chars (Ruby 2.5.0)
• Class: Array#map (Ruby 2.5.0)

Comments

[ko-u]

ありがとうございます！
とても参考になりました！

[gouf]

今回の例だとテストコードが既にあるので、「わたしだったら こう書くのになぁ」みたいなことを気軽にやっていけたりします。rspec のコマンドを走らせて再検査すればいいので。

「よりよい書き方」を模索してみるのも良いかもしれません