PPPプロトコル自体は検索などして頂けると色々でてきますのでそちらを視て頂くのが良いと思います。そのプロトコルを直にやり取りできる回線では、昨今の通信事情でいう回線速度に対応できなくなってきました。
そこで、提供しやすいEthernetを用いてご家庭に光ファイバなどで引き込みをする事になりました。
Ethernetでは、その仕様上、他人の通信が盗み見れる可能性があるので、上位のL3網まで通信を
トンネリング(カプセリング?)してあげる必要があります。
また、利用の制限(認証・認可・課金)を行う為、今まで運用してきた仕組みもあったり、端末装置の機能であったりで、PPPというプロトコルが採用されたました。
(802.1xもありますが、当時はまだ規格化されてサービスに使える所には無かった事と、ユーザ毎にVLAN割り当てなどできますが、運用上、収容リソース面で厳しいのかもしれません。収容装置で数万、数十万という規模になりますが、VLANは4095程度となりその制約をカバーするよりPPPを選択する方が良いでしょう。VxLANがこなれてくればまた変わるのかもしれません)
カプセリングされたPPPプロトコルをBAS(NAS)と呼ばれる装置で終端しこの装置内にある、バーチャルルータという機能でPoinToPointの通信を確立し、各個人の通信をL3ルーティングさせます。
この接続の際、認証・認可・課金情報をRADIUSというプロトコルを用いてRADIUSサーバへ問い合わせを行い、許可されれば、L3ルーティングをしインターネットへつなげることができるようになります。
ですので、PPPプロトコルをEthenetに上に乗せて行う通信をPPPoEといいます。
その他、ATM(銀行のキャッシュ機じゃありません)の上に乗せるPPPoAとというのもあります。
(ATMは150Mbpsとなり、Ethernetより遅いのですが、帯域を保障する専用線サービスで、今でも活躍しています)
※多少偏見や誤植があるかもしれませんので、Wikipediaや、RFCで確認下さい!
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