アローを使って関数を定義したときのthisの束縛について

Question

let Person = (name,hobby) => {
  this.name = name;
  this.hobby = hobby;
}

Person.prototype.doJikosyokai = () => {
  console.log('私の名前は' + this.name);
  console.log('趣味は' + this.hobby)
}

let mejileben = new Person('mejileben', 'programming');
mejileben.doJikosyokai();

アロー関数について調べているのですが、webサイトで上記のコードを見つけました。
アロー関数は定義された時点でthisを束縛するというようなことが書いてあったのですが、上記のコードは実行するとエラーになります。
定義された時点で、となるとprototypeのプロパティに関数を定義しているので、mejileben.doJikosyokai()を呼んだときには、mejileben.__proto__をたどり、doJikosyokaiを見つけることができるのではないのでしょうか？
この場合のthisはprototypeオブジェクトという風にはならないのですか？
また定義した時点でエラーが出るのも納得がいきません。
教えてください。

Answer 1

this 値

アロー関数内では、アロー関数が定義されているスコープの this 値を引き継ぎます。

'use strict';
(function (){
  let Person = function (name,hobby) {
    this.name = name;
    this.hobby = hobby;
  };

  Person.prototype.doJikosyokai = () => {
    console.log('私の名前は' + this.name);
    console.log('趣味は' + this.hobby)
  }

  let mejileben = new Person('mejileben', 'programming');
  mejileben.doJikosyokai();
}.call({name: 'abc', hobby: 'xyz'}));

prototype

また定義した時点でエラーが出るのも納得がいきません。

アロー関数には prototype プロパティが存在しません。

Re: joe102 さん

Comments

[joe102]

回答ありがとうございます。
thisに関しては理解できました！
ただprototypeのプロパティに関数をセットするとき、なぜアロー関数の場合は即時関数の中でないとエラーになるのでしょうか？

[think49]

> Person.prototype.doJikosyokai = () => {
この行でエラー回避出来ているのは即時関数内だからではありません。
コンストラクタ(Person)をアロー関数ではなく、「関数式で定義しているから」です。
繰り返しますが、アロー関数には prototype プロパティが存在しません。

[joe102]

すみません。注意してみていませんでした....
理解はできました！ありがとうございます！