いろいろと前提から間違っている部分がありますので、まずは、それぞれの確認方法や Docker について説明します。下記は Windows 10 1809 の場合です。バージョンが異なる場合、表示されるメッセージ等が異なるところがあります。
Windows 10 のエディションの確認方法
左下の Windows (窓)のマーク(スタートボタン)を右クリック ⇒「システム(Y)」を選びます。「バージョン情報」が開きますので、「Windows の仕様」の「エディション」に Windows のバージョンとエディションが表示されます。"Windows 10 Home" や "Windows 10 Pro" 等と書いてあるはずです。
Windows 10 Home だったときに Windows 10 Pro にする方法
HomeからProへの変更は再インストール無しで可能です。上記の「バージョン情報」の「Windows の仕様」の下に「プロダクト キーの変更または Windows のエディソンのアップグレード」を押してください。「ライセンス認証」のところで「Microsoft Store に移動」または「プロダクト キーを変更します」をおします。画面の指示に従ってください。
なお、Windows 10 Pro をストアから購入した場合はストアから、物理的に購入してプロダクトキーを入手した場合はプロダクトキー入力でしか変更は出来なかったはずです。
Hyper-V がインストールされているかを確認する方法
Hyper-V はエディション以外にもシステム要件があります。下記の要件を満たすか確認してください。
Windows 10 Hyper-V のシステム要件 | Microsoft Docs
グラフィカル(GUI)
キーボードの[Windowsマーク]を押しながら[I]を押して、「Windows の設定」を開きます。「設定の検索」の窓に "Hyper-V" と入力すると「Windows の機能の有効化または削除」を開きます。"Hyper-V" にチェックが付いているかを確認します。チェックが付いていればインストールされています。アルファベット順に並んでいますので、"Hyper-V" は "Internet Explore 11"のすぐ上にあります。もしなければ、Hyper-V が使用可能ではありません。
コマンドライン(CUI)
コマンドプロンプトまたはPowerShellを管理者権限で起動します。下記コマンドを実行します。
PowerShell
1Get-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName "Microsoft-Hyper-V"
"State" が "Enable" であればインストールされています。何も表示されなければ、Hyper-V が使用可能ではありません。
Docker について
Windows クライアント用の Docker は下記の二種類用意されています。
-
Docker for Windows
Windows 用の最新バージョン。仮想環境に Hyper-V を使用するため、Hyper-V が使用できない環境では利用できない。
-
Docker Toolbox
Hyper-V が使用不可のため Docker for Windows が使用できない古いバージョンの Windows 用に残されているレガシーなバージョン。仮想環境に VirtualBox を使用する(インストールされていない場合は、Docker Toolbox をインストールする時に一緒にインストールされる)。
Hyper-V と VirtualBox は排他利用であり、どちらか一方しか利用できません(Hyper-V をインスオールすると、VirtualBox が正常に動作しなくなる)。Docker for Windows を使用する場合は Hyper-V をインストールしなりませんが、Docker Toolbox を利用する場合は Hyper-V をインストールしてはいけません。
上記を踏まえて、答えます。
- Widows 10 Pro がインストールされているのでしょうか?
「バージョン情報」で確認してください。
- Hyper-V がインストールされており、仮想化が無効ということがあるのでしょうか?
一体何の「仮想化」が有効か無効かがわからないため、答えようがありません。少なくとも、Hyper-V が正常にインストールされているのであれば、Hyper-V による仮想化は有効ですが、VirtualBox による仮想化は無効になります。
- これを直すにはどうしればいいのでしょうか?
情報を整理して、下記のチャートに従うのがいいでしょう。
- Hyper-V が使用可能なシステム要件を満たすかを確認する。
⇒ 要件を満たす場合: Hypre-V をインストールし、Docker for Windows をインストールする。【完了】
⇒ 要件を満たせない場合: 次へ進む。
2. Hyper-V のシステム要件を満たすように変更等を行う。(エディションのアップグレード、BIOS/UEFIの設定変更、OS再インストール、パソコンの買い換え等)
⇒ 要件を満たせた場合: 1.へ戻る。
⇒ 要件を満たせなかった場合: 次へ進む。
4. Docker ToolBox をインストールする。【完了】
なお、Deep Learning が目的とのことですが、Windows 10 の Hyper-V および Windows 10 Pro の VirutalBox では、ホストの GPU を使用することが出来ません。本格的な Deep Learning は GPU の機能である CUDA や OpenCL を使用することが前提である事が多く、遅くて使い物にならない可能性があることに注意してください。
バッドをするには、ログインかつ
こちらの条件を満たす必要があります。
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