小数値に"f"や"d"を付けるべきか？

Question

Processingにおいて1つ、気にする必要もないような疑問です。

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float a = 0.1; // コンパイルエラー
float b = 0.1f;
float c = 0.1F;

double d = 0.1;
double e = 0.1d;
double f = 0.1D;

Javaではfloatの値の後にfかF、doubleの値にはdかDもしくは無印というように、floatとdoubleはハッキリ区別されますが、

float a = 0.1; // エラーにならない

processing-javaにおいては、特に区別がないようです。それどころか、

float a = 0.123456789.....;

このようにどんどん数字を書き連ねてもエラーが出ることはないようです。（自分が試した際には100文字ほど書きました）

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Processingのリファレンスでfloat、doubleの仕様を確認してみましたが、それらしい記述はありませんでした。
こんなことに神経質になるのも変な話ですが、fやdを付けることによるパフォーマンスの違いなどは存在するのでしょうか？また、「こうしたほうがいい」などのアドバイスもありましたら教えていただけるとありがたいです。

Answer 1

> fやdを付けることによる違いなどは存在するのでしょうか？

あります、以下のサンプルを実行してみてください。

void setup()
{
  System.out.println(Double.toString(0.1234567890123456789f));  
  System.out.println(Double.toString(0.1234567890123456789d));  
  System.out.println(Double.toString(0.1234567890123456789));  
}

darw() メソッドが無いので、表示される描画ウィンドウには意味はありません。
ProcessingIDE の下の方にある Consle タブをクリックしてみてください。
以下のようにこのプログラムの出力が表示されているはずです。

0.12345679104328156
0.12345678901234568
0.12345679104328156

以上からわかることは、定数の表記において、

• f を付与した場合は単精度(float)型の値の定数となる
• d を付与した場合は倍制度(double)型の値の定数となる
• 何も付与しない場合は単精度(float)型の値の定数となる

ということです。

> また、「こうしたほうがいい」などのアドバイスもありましたら教えていただけるとありがたいです。

上記の結果から、倍精度(double)の精度が必要な場合は、定数の記述には必ず d が必要ということがいえると思います。

Java と Processing のエラーの違いについて

基本的に、Java と Processing は同じものなので、
コンパイルオプションの違いによるものではないかと思いますが、
Processing のコンパイルオプションの設定がどうなっているかまで
調べきれませんでしたので、この点についてははっきりしたことは
お答えできません、申し訳ありません。

回答の検証に使ったバージョン

私がつかった Processing と java のバージョンは以下の通りです。
バージョンによっては、上記とは違う動作があるかもしれません。

Processing のバージョン

3.0.1

Java のバージョン

java version "1.8.0_71"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_71-b15)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.71-b15, mixed mode)

Comments

[退会済みユーザー]

丁寧な回答ありがとうございます。
しかし、これは私の書き方が悪かったのですが、fやdをつけた際のパフォーマンスの違いについての質問でした。自分の中では型の違いなどはしっかり理解していたので、型の違いについてではないということを書き損ねていました、ごめんなさい。
しかし、Javaと違ってfやd無しではfloatになるということは今回初めて知りました。有益な情報をありがとうございます。