パブリッククラウドにおいてインターネットへのデータ転送量を算出する方法

Question

AWSなどクラウドサービスを利用するに当たって、データ転送量に応じて課金される場合、データ転送量を把握する必要があると思います。

利用するクラウドサービスで、クラウドの外への通信(インターネットへの通信)のデータ転送量を記録する機能が提供されていない場合、tcpdumpなどを使って自前で、
クラウドの外への通信に対するデータ転送量を集計する以外に方法はないのでしょうか。

Answer 1

サードパーティ製ツールを導入可能であれば NetWorx の利用をお勧めします。
ネットワーク使用量を日別、週別、月別に分かりやすくグラフで表示し、その情報を様々な形式にエクスポートすることができます。

OS標準機能のみであれば、Linuxはこちら、Windowsはこちらのサイトが参考になるかと思います。

Comments

[pocket8137]

ありがとうございます。

他の方からも/proc/net/devを使う方法をご提案して頂いていますが、
/proc/net/devに出力されるのデータ送信量なのですが、
同一のクラウド環境にある別のサーバにデータを送信するような、
インターネットに出ない内部通信も含まれてしまうのではなかと思ったのですが、
ここに記載されている内容はインターネットへの通信のみが記録されているという認識でよろしいでしょうか。

[fusechi]

グローバルネットワーク用NICとローカルネットワーク用NICが分かれていないのであれば、ローカルネットワークへの通信も合算されます。

1つのNICで特定の通信先に絞って通信量を確認したい場合は、iptables にチェインを追加し、iptables -v -L <チェイン名> コマンドを使うことでチェインを通過したデータ量を確認することができます。

ですが、クラウドサービスであればNIC追加は容易だと思いますので、ネットワークを分けるのが分かりやすいのではないでしょうか。

あと、AWSなどのデータ転送量に応じて課金されるサービスであれば、課金の明細を利用者が確認できるようにする義務があるはずですので、そちらもチェックされるといいかと思います。

[pocket8137]

ありがとうございます。大変、参考になりました。

Answer 2

パッと思いついたのはifconfigや/proc/net/devを使用しての転送量把握です。