LLVM のデバッグ方法

Question

現在 LLVM を勉強中で (きつねさんは読みました), LLVM の動きを知りたいと思っています. LLVM を構成している各種関数等がどのタイミングで呼ばれているのかを見てみたいので, デバッグしてみたいのですがどうすればいいのかよくわかりません. LLVM のバージョンは7です.
前に, まず LLVM をデバッグモードでコンパイルしなくてはいけないのではないかとビルド時に Debug を指定ビルドしたことがあるのですが, その時はサイズがものすごく大きくなり途中で失敗してしまいました. デバッグモードでのビルドはそもそも必要ないのでしょうか.
大きなプロジェクトのデバッグという作業自体が初めてでどこから手を付けていいのかわかりません. まずはドキュメントのこのあたりを読めというようなざっくりしたアドバイスでも構いません. ご回答よろしくお願いいたします.

Answer 1

こんにちは。

LLVMの中身の動きをデバッガで追いかけたいのであれば、デバッグ・ビルドは有用かもしれません。
LLVMのデバッグ・ビルドはもちろん可能です。
数年前の普通の開発用マシン（メモリ16GBytes）で１時間程で終わります。
HDD領域を数GBytes使います。

ただ、鬼のように遅いです。かなりの辛抱強さが必要でしょう。ヘッダ解析は重たいので、数個の標準ヘッダをインクルードした100行程度のソースでも、リリースビルドなら数秒で終わるのみ1分以上かかります。

LLVMをデバッグするのであれば、まずは超高性能なPCを入手した方が良いように思います。