exFATでフォーマットされているUSBメモリに、UWPアプリのソースコードを保存・デバッグ実行を行うとビルドエラーが発生します。

Question

実現したいこと

exFATでフォーマットされているUSBメモリに、UWPアプリのソースコードを保存・デバッグ実行を行うとビルドエラーが発生します。
その理由と可能であれば回避方法を知りたいです。よろしくお願いします。

エラー

DEP0700: アプリケーションの登録に失敗しました。[0x80073CFD] ファイル システムの種類が exFAT のパス AppX には展開できません。	App3			

発生手順

1.Visual Studio Community 2017 を起動する。⇒プロジェクトの新規作成画面が表示される。
2.プロジェクトの種類に [Visual C#] - [Windowsユニバーサル] - [空白のアプリ(ユニバーサルWindows)]を指定し、ソリューションの保存場所にexFATでフォーマットされたUSBメモリ上のフォルダを指定し、OKボタンを押す。⇒スケルトンが生成される。
3.デバッグ実行する。

試してみたこと

NTFSでフォーマットされたハードディスク上に保存すると問題なくデバッグ実行できました。

環境

Microsoft Windows 10 Home (Version 10.0.17134 Build 17134)
Microsoft Visual Studio Community 2017 (Version 15.9.2)
Microsoft.NET Framework (Version 4.7.03056)

以上

Answer 1

その問題はUWPアプリの仕様によるものですね。回避方法は無いと思われます。

マイクロソフトのWindowsデベロッパーセンターのUWPアプリに関する以下の記事で、
Package a desktop application manually
Run, debug, and test a packaged desktop application
のいずれにも以下の注意書きがあります。

A packaged application always runs as an interactive user, and any drive that you install your packaged application on to must be formatted to NTFS format.

google翻訳「パッケージ化されたアプリケーションは常に対話型ユーザーとして実行され、パッケージ化されたアプリケーションをインストールするドライブはすべてNTFS形式にフォーマットされている必要があります。」

ここで言う「対話型ユーザー」とはデスクトップを介してキーボードやマウスの入力を受け付け、画面表示を行える(対話)ユーザーのことです。アプリケーションはそのユーザーのコンテキストで動作しています。UWPアプリはインストールすると一般的にいちユーザーに結びつけられますが、そこから考えるとNTFS以外のexFATやFAT32などのファイルシステムではユーザー毎の権限を制御できず、セキュリティを担保できないので、そのような制限になっているのだと思われます。

Comments

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回答ありがとうございます。
勉強になりました。
USBメモリをNTFSでフォーマットすることで、USBメモリに配置したソースコードを直接デバッグできるようになりました。
ありがとうございました。