なぜ.dllファイル内のメソッドを補完できるのか

Question

いま、PowerShellでCOMを使おうとしているのですが、上記スクショではインスタンス化したCOM objectのメソッドを補完しているように見えます。

しかし、参照元のアセンブリはコンパイル済みのdllファイルであり、高級言語の形ではないので、メソッドを参照できない気がするのですが、これはどういった仕組みなのでしょうか？
そもそもどこか別の場所を参照しに行ってるのでしょうか？
PHPなどならコンパイルしてないので補完できる気がするのですが…(その認識も間違っている？)

コンパイル言語に触れたのがここ一週間なので、色々認識がズレているかもしれないのですが、ご回答頂けたら幸いです。

Answer 1

COM のメンバーはタイプライブラリを使って取得します。
COM はレジストリに登録されることによって使えるようになりますが、そこに同時にタイプライブラリの情報も登録します。タイプライブラリは通常、拡張子 .tlb のファイルとして実装されます。
詳細については「タイプライブラリ」を検索してください。

Comments

[hikaru1196]

タイプライブラリ！そのワードが知りたかったです。
なるほど、メンバ情報も同時に登録するんですね。
調べてみます。ありがとうございます！

Answer 2

COMについて勉強されるとよりはっきりとわかると思いますが、COMのライブラリはレジストリに登録されており、ローカルマシンの環境からはディレクトリを意識せずにアクセスできることがひとつの売りになっています。

またCOMオブジェクトは共通のインターフェース仕様を持っていますので、その仕様に沿ってアクセスすると、公開されているメソッドやプロパティを取得できます。

ちょっと乱暴な説明になってしまいましたが、まあCOMというのはMicrosoftが作った仕様ですので、Microsoftの開発ツールでは当然のように上記の機能がサポートされているので、COMオブジェクトの公開メソッドやプロパティが補完リストに表示されるのです。

Comments

[hikaru1196]

実際にアクセスするのはassemblyのdllファイルだが、エディタ上で補完を行う際に出てくるメソッドやプロパティの列挙は、何か別ファイル？を参照して補完しているということでしょうか？

[KoichiSugiyama]

Zuishinさんの回答にもありますように、インターフェースの情報もタイプライブラリという形でレジストリに登録されています。

[hikaru1196]

なるほど！ありがとうございます！