構造体（クラス）の初期化の方法について

Question

Swiftを勉強中なのですが、構造体やクラスの初期化時の方法について下記２つの方法の違いがわかりません。
プロトコルではコンピューテッドプロパティが必須なことは分かりましたが、そのプロパティに準拠した構造体ではコンピューテッドプロパティの他に、イニシャライザでの初期化が可能であると気づきました。
２つの初期化の方法の違い、使い分け等あれば教えていただきたいです。

protocol SomeProtocol {
    var value: Int { get }
}

// コンピューテッドプロパティで初期化
struct SomeStruct1: SomeProtocol {
    var value: Int { return 1 }
}

// イニシャライザで初期化
struct SomeStruct2: SomeProtocol {
    var value: Int
    init() {
        value = 1
    }
}

var someStruct1 = SomeStruct1()
someStruct1.value   // 1

var someStruct2 = SomeStruct2()
someStruct2.value   // 1

よろしくお願いします。

Answer 1

protocol SomeProtocol {
    var value: Int { get }
}

は「コンピューテッドプロパティが必須なこと」を示しているわけではありません。
（SomeStruct2はコンピューテッドプロパティが無いのにコンパイル通っていますよね）

「読み取り可能なvalueという名前のプロパティが必須なことを示している」、と言ったほうがいいかもしれません。

下のようにletでも通ります。

struct SomeStruct3: SomeProtocol {
    let value: Int = 1
}

使い分けは、ケースバイケースとしか言いようがありませんが、強いて言えば
定数ならletでいいでしょうし、
あとから変えたいならストアドプロパティでいいでしょうし、
何らかの計算や分岐が必要ならコンピューテッドプロパティになるでしょう。

Comments

[makkuro]

簡潔で分かりやすい回答ありがとうございます。