関数、マクロの使いわけを考える

関係ないんですが、下のようにマクロの中身を説明する部分が複数の文になった場合には{}で表わすんですよね？
本題に入りますが、どのようなものをマクロ、関数で表わすべきか
皆様の使い分けに対する考えを教えてください

swap(type, a, b);
    {type temp; temp = a; a = b; b = temp;};

行動規範の内容に同意します

回答2件

ベストアンサー

Cのマクロは、プリプロセッサとも呼んでいるように、関数の代わりとして使うよりは、コンパイル時に使う方が本来の使い方だと思います。
上の人も書いている様に、コンパイル時に値を確定できるため、OSの違いを吸収したりできます。

#ifdef WIN32
/* Windows特有の処理
#else
/* Linuxなどの処理
#endif

これでVisualStudioなどでは、コンパイル時にWIN32が定義されて、「Linuxなどの処理」の部分は無視されます。
値を入れることもできるので、あたかも定数の様にも使用できます。

また、本来はマクロを複数行で定義するときは、バックスラッシュを使います。
質問者様のいう中括弧は、マクロ利用時に予期しないBUGを防ぐために使用します。
以下のサイトに詳しく書かれているので、参照してみてください。

上のサイトにもある様に、マクロは思わぬBUGを引き起こすことにつながるので、利用はできるだけプリプロセッサ値の定義か、長い名前のための別名程度に抑えておいた方が良い戸といます。

投稿2015/08/31 05:42

総合スコア1038

2015/08/31 06:21

とても分かりやすい解説ありがとうございます。プリプロセッサの知識を得ないと、実用的にマクロを利用できないですね；；ありがとうございました

行動規範の内容に同意します

マクロはすべてを文字列展開してしまうので、特有のトラブルも多いものです。関数として実装できるものであれば、関数とした方がいいでしょう（C++であれば、テンプレートと参照を使うことで、上のswapも関数として実装できます）。

逆に、マクロでしかできないことには、以下のようなものがあります。

コンパイル時点で値を確定させる（相応の書き方が必要ですが）
「型」そのものを操作の対象とする（あくまで文字列操作ではあるのですが）
言語拡張のようなことにも使える（C言語向けのオブジェクト指向ライブラリのGObjectや、同じくC言語向けの例外処理ライブラリなど、通常のC言語でできないことを、マクロを記法に取り入れて再現するライブラリもあります）

投稿2015/08/31 05:00