ファイルパーミッションのothersについて

Question

FTPのファイルパーミッションにて、othersにwrite権限を付与した場合の具体的な挙動について質問です。
この場合のothersとは、具体的にどういうユーザを指すのでしょうか？
「WEBサイトを見ているユーザ」という解説があったのですが、一般の閲覧者が当該ファイルを変更する具体的な状況が理解できません。
閲覧者が当該ファイルを変更するためにFTP接続を試みたとしても、結局はユーザ名とパスワードを求められるはずです。それとも、この場合には何か簡単に変更できてしまう方法があるのでしょうか？

Answer 1

others というのは、そのファイルの所有者でもなく所有グループでもないユーザーを指します。
Web サイト云々というのは others に含まれるユーザーのうちのごくごく一つの例に過ぎないので、まったく正確ではありません。

ちなみに、Web サイトと FTP の関係でいえば、例えば何らかの CGI や PHP などで保存のためにファイルを作成するとします。カウンターとか掲示板とかでよくある話です。
これをたとえば、test.dat というファイルだとします。
この test.dat を最初に FTP でアップロードしておく必要がある場合、others の write 権限が無いと、CGI や PHP などからは書き込むことができない→動作しないといった現象が起きます。

というわけで、一般の閲覧者が当該ファイルを変更する具体的な状況の例でした。

Answer 2

WEBサイトを見ているユーザーという説明は完全に間違っています。

例えば、以下のようなサーバ上のユーザ(FTPでログインするアカウント)がいた場合

ユーザー名	所属グループ
田中	営業
鈴木	営業
高橋	開発

ファイルの権限は以下のように設定されます。

ファイル名	パーミッション	書き込み出来るユーザ
顧客リスト.xslx	755(rwx r-x r-x)	田中
売上管理.xslx	775(rwx rwx r-x)	田中,鈴木
社内規定.docx	777(rwx rwx rwx)	田中,鈴木,高橋
送別会案内.eml	757(rwx r-x rwx)	田中,高橋

Comments

[退会済みユーザー]

ありがとうございます
蛇足ですが、「read権限」についてはothersは「WEBサイトを見ているユーザ」も含むと思うのですが、write権限に関しては含まないという認識でよいでしょうか

[maisumakun]

「WEBサイトを見ているユーザ」は、Unix環境上のユーザーとは別概念です。Webサーバからディスクへのアクセスは、誰がアクセスしようとも、「サーバプロセスを動かしている（Unix的な）ユーザー」として処理されます。