なぜクロージャの外でAddSubViewするコードが多いのか？

Question

クロージャを使ってそのなかでViewの詳細を定義する書き方を見かけます。
下記の例ではTaskButtonに一度格納してクロージャの外でaddSubViewしていますが、クロージャの中で全てをやってしまいたいと考えました。

let TaskButton:UIButton = {
            let button = UIButton()
            button.layer.masksToBounds = true
            button.layer.cornerRadius = 50.0
            button.frame = CGRect(x:0,y:0,width:self.view.frame.width/4,height:self.view.frame.width/4)
            button.backgroundColor = .red
            button.layer.position = CGPoint(x: self.view.frame.midX, y: self.view.frame.height - self.view.frame.midY)
            button.setTitle("追加", for: UIControlState.normal)
            button.addTarget(self, action:
                #selector(addTask), for: .touchUpInside)
            return button
        }()
        self.view.addSubview(TaskButton)

クロージャの中で全てやってしまうコード

var _ = { ()->() in
            let button = UIButton()
            button.frame = CGRect(x:0,y:0,width:self.view.frame.width/4,height:self.view.frame.width/4)
            button.backgroundColor = .red
            button.layer.position = CGPoint(x: self.view.frame.midX, y: self.view.frame.midY)
            button.setTitle("ボタン", for: UIControl.State.normal)
            self.view.addSubview(button)
        }()

クロージャの中でaddSubViewまでやってしまうコードをネットでみたことがありません、何が問題があるのでしょうか？
個人的にはクロージャの中でaddSubViewまでやったほうが綺麗な気がしたのに例を見つけられなかったので疑問に思いました。

Answer 1

参考程度ですが、私は中に書いてしまう事が多いです。
昔のiOSではViewControllerのviewは非表示かつメモリ不足時に破棄されるという仕様だったため、
viewに紐付いているコントロールもメンバで保持する場合はweakにすべきという風習がありました。

そのためその頃の名残で今でも

private weak var hogeButton: UIButton?

override loadView() {
    super.loadView()

    hogeButton = {
        let b = UIButton()
        ....
        view.addSubview(b)
        return b
    }()
}

などと書く癖が残っています。
弱参照なので、一度viewに追加して参照カウンタを増やしてからでないと代入できないためです。

今、この時代にわざわざこの方法(弱参照で保持)を採る必要はありませんので、あくまでご参考まで。

※ちなみに中でも外でも言うほどの差は無いと思います。

Answer 2

基本UIはCustomView以外Storyboardでほとんど済ませるので個人的な見解になりますが、

上記の例ではUIButtonの生成とそのプロパティの割り当てだけと割り切っています。ですが、下記の例のようにself.view.addSubview(button) まで入れてしまうとTaskButtonは自身だけでなくviewまで抱え込んでしまうことになります。どちらがより疎であるか、という点を考えた場合、下記の例よりも上記の例の方がより疎であるといえるでしょう。なので```self.view.addSubview(button)

Comments

[hodoru3sei]

TaskBottonもButtonというViewの一種なのだと思っていました。
MVCをまだ理解できていないのですが、もしかしてTaskButtonをControllerクラスで生成してaddSubViewはViewクラスで実装するみたいに分けることができなくなってしまうので上記の例の方が良いってことなのでしょうか

[xAxis]

UIViewのの一種、と言うよりはTaskButtonはUIButtonで宣言されてますし、クロージャ内でUIButtonを返していますのでUIButtonそのものですね。
うーん、addSubViewは多分UIViewControllerでやるものだと思うのでちょっと違う気がしますが、

> 分けることができなくなってしまう

この部分は正しいですし、考え方のベクトルもあってると思います。もしかしたら感覚的な理解かもしれませんが大事な部分です。
MVCもそうですしModel同士、View同士、Controller同士でも疎結合であればあるほど良いとされています。疎結合というのは簡単に言えば二者間の関連性が薄いことです。疎結合であれば片方に変更があった場合もう片方に対する影響が少なくてすみます。逆に密結合である場合、片方に変更があった場合もう片方にも大きな変更を余儀なくされることがあります。

なので

> 分けることができなくなってしまう

ようなコードは避けた方が、プロジェクトメンバーにとっても優しいのはもちろん、自分自身にとってもメリットが大きいですよ。

あとコメントしていて気づいたのですが下記の例だと変数名がないのでremoveFromSuperViewが出来ないですね。

[fuzzball]

>>TaskBottonもButtonというViewの一種なのだと思っていました。

xAxisさんの言っているviewはself.viewのことじゃないですかね。
で、addSubViewはself.viewがやることなので、TaskButtonの処理に含めるべきではないと思います。（どうでもいいですが、変数名はtaskButtonの方がいいと思います）
下のコードってクロージャにする意味あるの？って思ってしまいますが‥。

ちなみに私は（今のところ）クロージャは使わない派です。（関数化します）

[xAxis]

>> fuzzballさん
いつも補足ありがとうございます。

> xAxisさんの言っているviewはself.viewのこと

はおっしゃる通りです。言葉足らずでした。

> ちなみに私は（今のところ）クロージャは使わない派です。（関数化します）

自分もUIに関してはCustomClassで関数化しちゃいます。他の場面でもほとんど関数化しちゃいますね。クロージャを使う場面といったら関数内で使う事があるくらいです。