C#でパフォーマンスカウンターの値を取得するときの動作について

Question

実現したいこと・背景

C#でパフォーマンスカウンターの各値を取得しようと思っています。
そこでPerformanceCounterクラスを使い、デバッグモードで動作を確認していたのですが、エラーやExceptionは発生しないものの、どのようにしても初回の取得に10秒近く時間がかかっており少々悩んでいました。

ただふと「ブレークポイントを除いても変わらないだろう」と思い全てのブレークポイントを消したところ、１秒もかからず終了することができました。

該当のソースコード

var time1 = Environment.TickCount;
string value = String.Empty;

for (int count = 0; count != 10; count++)
    {
        PerformanceCounter performanceCounter = new PerformanceCounter("Objects", "Processes");  //ここ
        value += performanceCounter.RawValue.ToString() + ",";
    }

var time2 = Environment.TickCount;
MessageBox.Show(value);
MessageBox.Show((time2 - time1).ToString() + "ミリ秒");

return;

具体的には、始めは上記コードの「ここ」の部分にのみブレークポイントを置き、ステップオーバーで確認していたところ、
ブレークポイントの箇所を実行すると、制御が戻るようになるまで、初回の実行のみ10秒ほど時間がかかります。
２回目以降は１秒もかかりません。

ただ上記で説明したようにブレークポイントを消したところ合計10回のタイムが１秒かからずに返ってきました。

質問

このようにブレークポイントの有無で実行時間に大きな変動が生じることはよくあることなのでしょうか？
またもし、ステップオーバー時に時間がかかっている原因をご存知の方がいれば、ご助言いただけますと幸いです。

補足

・開発環境はWindows10のVS2017です。
・またローカルのパフォーマンスカウンターを取得しているので、ネットワーク遅延などは関係ないはずです。

Answer 1

回答が付かないようなので、、、

このようにブレークポイントの有無で実行時間に大きな変動が生じることはよくあることなのでしょうか？

ブレークポイントで何をしているか、考えれば、時間が掛かるのは当然かと思います。初回のみ遅延が発生する方がちょっと意外でした。
Visual Studioでの処理は分かりませんが、組込み系だと、ハードブレークポイントは、該当箇所に来ると、トラップが発生し、例外処理が行われます。 --> 当然、遅延。
ソフトブレークポイントは、該当箇所のコードを例外命令に置き換えます。 --> 当然、遅延。
Visual studioでは、初回のブレークで、これらの処理の初期化を行っているので、特に遅くなると推定しますが、あくまで予想です。

デバッグモードはこれらのリリースモードでは不要な処理が入っているので、全体的に遅くなる事を覚悟すべきと思います。

Comments

[siksmtt]

pepperleaf様
回答ありがとうございます！(ご連絡が遅くなり申し訳ありません...。)
なるほど、ブレークポイントにも様々種類があるのですね。
まだC#を始めて半年ほどになるもので、ブレークポイントが割込み処理になるというのは考えてもいませんでした...！(ご回答いただいてから色々調べた結果、そう認識しましたが間違っていればご指摘ください)

ちなみに、pepperleaf様がおっしゃった
>初回のみ遅延が発生する方がちょっと意外でした。
というのは「初回のみならず全てのブレークポイントで遅延が発生する」と考えているということでよろしいでしょうか？

[pepperleaf]

原理的には、全てのブレークポイントで遅延が発生する筈です。ただ、Visual studioの内部処理が分かりませんので、その程度までは分かりません。

[siksmtt]

pepperleaf様
回答ありがとうございます！再びご連絡が遅くなり申し訳ありません...。
たしかに原理的には全てで遅くなってもおかしくないですよね。
とりあえずパフォーマンスカウンターを取得するコードの辺りにはブレークポイントを置かないように今は対処したいと思います。
とても参考になる回答ありがとうございました！