LinuxとBSDで jobs -p の挙動が異なる

Question

#!/bin/sh
echo 'c.sh'

term() {
  jobs -p
  jobs=$(jobs -p)
  echo ${jobs}
  kill ${jobs}
}
trap 'term' 1 2 3 15

tail -f hoge |
while read l; do
  date
  sleep 1
done &

wait

このシェルスクリプトを起動すると、以下のようにプロセスが立ち上がります。

$ ps -ao pid,ppid,pgid,command
  PID  PPID  PGID COMMAND
 1740  1469  1740 /bin/sh ./c.sh
 1741  1740  1740 tail -f hoge
 1742  1740  1740 /bin/sh ./c.sh

BSD（macOS, FreeBSD）の場合はkill 1740すると、コンソールには

1741
1741

と表示されて、1741 1742 も終了してくれるのですが、Linuxの場合は

1741

./c.sh: 8: kill: Usage: kill [-s sigspec | -signum | -sigspec] [pid | job]... or
kill -l [exitstatus]

1741 1742が終了せず残り続けています。

BSDだとtrapの中で実行したjobs -pの結果を変数に格納できているのですが、Linuxだとできていないです。

なにがいけないのかよくわからず困っています。
ご助言いただけると幸いです。

Answer 1

確認したところ、以下のようになりました。

• macOS(bash): OK
• CentOS(bash): OK
• Debian(dash): NG

jobsコマンドは組み込みコマンドなので、シェルの違いが原因と思われます。

#!/bin/shを#!/bin/bashとしたらDebianでも動きました。

Answer 2

CentOS6.10 Bash4.1.2 ですが、再現しません。

BSD（macOS, FreeBSD）の場合はkill 1740すると、コンソールには

と同様の結果になります。

Comments

[otn]

bashじゃなくてdashなんですね。
dash
$ sleep 20 &
$ jobs -p
23748
$ (jobs -p)
$
サブシェルの中では、jobs -p に限らず、jobs が何も表示しません。
dashでやるなら、プロセス置換で代入するのでなく、ファイルにリダイレクトして、それを読むしかないですね。