繰り返しについて

Question

以下のように、1から100まで数え上げるプログラムが幾つかあるのですが、
どれを使うのが良いのでしょうか？
理由も教えていただけますと幸いです。

個人的にはwhileはプログラムの外に変数を定義しているのと、
複数行になってしまっているので、あまり良くないかなとは思っています。

i = 0
while i <= 100 do
 p  i
 i += 1
end

100.times do |i|
 p  i
end

for i in 1..100 do
 p  i
end

1.upto(100) do |i|
 p i
end

(1..100).each do |i|
 p i
end

Answer 1

whileの条件が間違えているのはすでに指摘のある通りですが、1から100であれば、

i = 1
while  i<= 100 do
  p i
  i += 1
end

です。また、100.timesだと、iは0から99です。1から100ではありません。
というあたりが、デメリットを示しているのではないでしょうか。

私見を並べると、

1. whileは回数によるものでない繰り返しに使う
2. timesはカウンタ(ここではi)を参照しないケースだと良い。カウンタが参照出来るのはオマケ機能と思え
3. uptoは悪くない
4. eachが普通
5. forはeachと同じだが、カウンタのスコープが異なるので注意。無意味にスコープの広い変数を使うのは普通は良くない

Answer 2

どれを使うのが良いのでしょうか？
理由も教えていただけますと幸いです。

今回の例ですと(1..100).eachが一番良いです。

LLmanさんも言うように、whileは基本的にいつ終わるか分からないものに対して多く使われます。

100.timesも固定回数の時によく使われますが、今回は「1から数え上げ」とあるのでeachの方がベターです。

for item in rangeという書き方は最近ではほとんど使われていません。さらに言うとこれは内部的にeachを呼び出しているだけなので、要らない構文です。

1.upto(100)は今回の用途にマッチしているのですが、実際のところ使いどころが少なく、この関数が使えるときは大抵「(1..100)でいいじゃん」となるのであまり使われません。
使われないのでコードを読む人もuptoってなんだっけ？と忘れがちになるので可読性も落ちます。（関数名から推測はつくのですが、こういうのは「あれ？100は含むんだっけ含まないんだっけ？」と思って結局ググることになるので私は避けます）

というわけで今回の「1から数え上げ」という用途であればeachがベストです。
ゼロからだったらtimesがベストですがRange+eachでも悪くはないです。

Answer 3

どれを使うのが良いのでしょうか？

べつにどれを使っても文法上は構いませんが、
使い分けをすることはあります。

繰り返す回数が決まっているときはtimesなど、
キーを押すと処理ループを抜けるといったように、
繰り返す回数が決まっていないときにはwhileを使います。

---

ところで、ご質問からは外れますが、

i = 0
while i > 0 do
 p  i
 i += 1
end

質問文のこのコードは何も表示されません。

i = 0
while i < 100 do
 p  i
 i += 1
end

ほかのループと同じ意図であれば、
たとえば下のように書きます。
whileの条件部を比較してください。

Answer 4

... 1から100まで数え上げる...

質問の意図とは異なりますが、
数の和をもとめるだけならループをさせずにすむ方法もあります。

(1..100).inject(0) {|sum, n| sum + n }

=> 5050

100 * 101 / 2

=> 5050