MySQLのパーティションの制約について

Question

お世話になります

カーディナリティの低いカラムにはインデックスが有効でないというのは周知の事実かと思います。
そこでよく「カーディナリティの低いカラムにはパーティションが有効」という文面を見かけるのですが、
MySQLの場合(MySQLだけかはわかりませんが)パーティションのキーが全ての主キー/ユニークキーに含まれていないといけないという制約があるかと思います。
かといってパーティションのためにカーディナリティの低いカラムに主キーやユニークキーを付けたら本来のユニーク性が失われることになるかと思います。
このような課題を解決できる上手い設計方法とかはあるのでしょうか？

よろしくお願いします。

Answer 1

基本的なテーブル設計は、「サロゲートキーでしか一意に特定できないテーブルは作ってはいけない」です。
もちろん、これは理想論で現実ではオートインクリメント等を利用したサロゲートキーをPKにするケースが一般的であり、それをサポートしているフレームワークも多くあります。
ですので、こういう設計思想のテーブルではパーティショニングは元から検討されていないでしょう。

パーティショニングの検討は、
1)どの項目で
2)どの単位で
3)いくつ区切るか→1年後、3年後、5年後、7年後のレコード数は？
とテーブル設計の段階で絡んでいなければなりません。

例）
一日10万件の商品が売れるECサイトの在庫変動を格納するテーブル
→この場合、同じ商品が同時に売れてしまうこともあるので、
PKの持ち方はサロゲートキーに頼らざるを得ません。
→しかし、PKに持つにはサロゲートキーだけではなく、
「商品ID、在庫変動日時、サロゲートキー」と組み合わせるのが本来の姿でしょう。
→この時、「在庫変動日時」は、年月のみで見た場合比較的カーディナリティの低いカラムとみなすことが出来ます。
→一日10万件の処理では、1ヶ月の区切り（300万レコード）が限界か？
なので、在庫変動日時に対し、年月でパーティショニングした時の性能検証を考える。
（例なのであまり深く考えて設計していないので、もしかしたら購買者のIDが取得出来て在庫変動のキーに購買者をつけることでPKにできるかもしれません）

Comments

[kinme]

なるほど、極力サロゲートキーは使わず、
サロゲートキーが必要な場合はサロゲートキー＋他カラムの複合にする、ですか。
サロゲートキーを使って複合という発想はなかったです。
勉強になります。