python 整数に小数点を入れる記法は何のために行ってるのでしょうか？ array([3., 4., 5.])

Question

pythonを勉強していく中で、以下の様な記法があります。

hoge = [1,2,4,8,16,32]
piyo = [15000000./(i) for i in hoge]

z = np.array([3., 4., 5.])

小数点を入れて

3.14
4.22
5.6

といったふうに表現するなら理解出来ますが、
小数点以下を入れないにも関わらず、小数点を入れるのは何のために行っているのでしょうか？

逆にいうと、以下のような書き方ではダメということなんでしょうか？

z = np.array([3, 4, 5])

宜しくお願いします。

Answer 1

1は整数型
1.は浮動小数点型です

Answer 2

Pythonの数値型には、整数型(int)と浮動小数点型(float)の2種類があります。（厳密にはさらに2種類、合計4種ですがここでは無視します）

Python 2.x系では、変数への代入時点で型を使い分けておくと、その後の計算結果に影響するケースがあります。

a = 3   # 整数型の値3
b = 3.  # 浮動小数点型の値3

a = a / 2
b = b / 2
print a, b

このコードの実行結果は 1, 1.5 となります。

なおPython 3系ならば、同コードの実行結果は 1.5 1.5 と型によらず結果が安定します。

これはPython 2.x系と3系の挙動の違いの一つです。Python 2系に慣れていると戸惑いますが、3系の挙動の方が「驚き最小の原則」に沿っているとは思います。