python returnに関して

Question

returnでの結果がなぜ違うのか教えてください

入門python3という書籍でプログラミングを独学しており
デコレータを学習中にどうしても理解できない部分がありましたので
質問させて頂きました

対話モードで実行した結果表示と
スクリプトファイルで実行した結果表示が異なります
なぜreturn resultの返り値が対話モードでは表示され
スクリプトファイルでは表示されないんでしょうか？

発生している問題

対話モードでの実行結果
Running function: add_ints
Positional argument: (3, 5)
Keyword argumetn: {}
Result: 8
8

スクリプトファイルでの実行結果
Running function: add_ints
Positional argument: (3, 5)
Keyword argument: {}
Result: 8

def document_it(func):
    def new_function(*args, **kwargs):
        print('Running function:', func.__name__)
        print('Positional argument:', args)
        print('Keyword argument:', kwargs)
        result = func(*args, **kwargs)
        print('Result:', result)
        return result
    return new_function

@document_it
def add_ints(a,b):
    return a + b

add_ints(3, 5)

試したこと

pycharmで書いて実行してみましたが、スクリプトファイルと同じ結果でした
自身で色々検索してみましたが、解決に至りませんでした

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

python3.6.1を利用しています

Answer 1

デコレータはあまり関係ないですね。
対話モードだと、代入していない場合かつNoneではない場合にreturn結果を表示するようになっています。

>>> def func(a):
...     return a
...
>>> func(0)
0
>>> func(None) # 何も表示しない
>>> a = func(0)  # 何も表示しない
>>> 

また、どの変数にも代入しない場合かつreturnがNoneでない場合、対話モードでは実は_という変数へ代入が行われます。(最後の結果のみ)

>>> func(0)
0
>>> print(_)
0

これを踏まえて、スクリプトと対話で同じ結果をするには、代入するか明示的に出力させるかです。

>>> a = func(0)

or

>>> print(func(0))
0

Comments

[hiro_shoubou]

自分が何を理解していなかったのか気付ける回答して頂き大変助かりました。　ありがとうございました！

Answer 2

デコレータや関数に関係なく、単に対話モードの仕様です。
対話モードで式を評価すると、その値がNoneでない限り表示するようになっているだけです。

>>> 'spam'
'spam'
>>>
>>> 42
42
>>>
>>> def func():
...     return 42
...
>>> func()
42
>>>
>>> def func():
...     return None
...
>>> func()
>>>

Comments

[hiro_shoubou]

すぐに回答して頂きありがとうございました！　仕様と理由に加えて例も書いて頂いたおかげでスッキリできました。