Reactで()と{}の違いはなんですか？

Question

Reactで()と{}の違いがわからないのですが、どういった違いがあるのですか？

例えばですけど下記のコードでreturnに()を使っているところもあれば{}を使っているところもあります。

import React from 'react';
import './Color.css';

class Color extends React.Component {

  constructor(props) {
    super(props);
    this.state = {
      count: 0
    };
    this.countUp = this.countUp.bind(this);
  }

  countUp() {
    this.setState(prevState => {
      return {
        count: prevState.count + 1
      };
    });
  }
  render() {
    return (
      <li style={{backgroundColor:this.props.color}} onClick={this.countUp}>
        {this.state.count}
      </li>
    );
  }
}

export default Color

Comments

[maisumakun]

「違いがわからない」とのことですが、どのような場面ででしょうか。多くの場合は、どちらかのカッコしか意味をなしません。

[退会済みユーザー]

具体例を追記しました！よろしくお願いします！

Answer 1

括弧に関する基礎知識としてはmaisumakunさんの回答の通りなのですが、JavaScriptのreturnと括弧の関係について少し補足しますね。

JavaScript の return で戻り値を指定する場合、戻り値を囲む丸括弧は基本的に不要です。
ただし、return とそれに続く評価式（expression）が複数行になる場合、評価式の一部（1文字以上）が return と同じ行に記述されている必要があります。
つまり・・・

// 戻り値を丸括弧で囲む必要はない
return 10;
// 式の一部が同じ行に書かれていれば複数行にしてもOK
return 1
  +2+3+4;
// また当然ですが評価式は丸括弧で囲むことができ、括弧も式の一部です。
return (10);
return (1+2+3+4);
return (
  1+2+3+4
);
// これはNG（戻り値は undefined になります）
return
  10;
return
  1+2+3+4;
return
  (10);
return
  (1+2+3+4);

上記を基本として、オブジェクトリテラルや配列を戻す場合、以下のようになります。

// 戻り値を丸括弧で囲む必要はない
return {name:"Yamada", age:30};
return [1,2,3];
// 式の一部が同じ行に書かれていれば複数行にしてもOK
return {
    name:"Yamada",
    age:30
  };
return [
    1,2,3
  ];
// また当然ですが評価式は丸括弧で囲むことができ、括弧も式の一部です。
return ({name:"Yamada", age:30});
return (
  {name:"Yamada", age:30}
);
return ({
  name:"Yamada",age:30
});
return ([1,2,3]);
return (
  [1,2,3]
);
return ([
  1,2,3
]);
// これはNG（戻り値は undefined になります）
return
  {
    name:"Yamada",
    age:30
  };
return
  ({
    name:"Yamada",age:30
  });
return
  [
    1,2,3
  ];
return
  ([
    1,2,3
  ]);

つまり、countUp() の中の return {...} という構文は、丸括弧を省略してオブジェクトリテラルを戻す表記あり、render() の中の return (...) という構文は、左丸括弧を return に続く評価式の一部として利用した複数行の JSXテンプレート を戻す表記です。
ちなみに以下のように書けば、JSXテンプレートも丸括弧無しで return することができます。

render() {
  return <div>hello world!</div>;
}

render() {
  return <div>
           hello world!
         </div>;
}

ご参考になれば。

Comments

[退会済みユーザー]

とてもわかりやすく説明して頂きありがとうございます！

Answer 2

()と{}は全く意味が違います。どちらかをどちらかで代用できるものではありません。

()の登場する場面

• 式のグループ化
• 関数の引数、仮引数
• forやifなどの条件を囲う

{}の登場する場面

• 複文（ifやforで、制御する文が複数になった場合などに使う）
• 関数の実行分を囲う
• オブジェクトリテラル
• classの中身を囲う
• `${}`の形で、文字列中の変数展開を行う

returnの後に置けるものは式なので、()は「式のグループ化」、{}は「オブジェクトリテラル」が唯一取りうる意味となります。

Comments

[退会済みユーザー]

だいたい理解できました！
ありがとうございます！

Answer 3

return {} はオブジェクトを返しています。
return () の () は特に意味はありません。あってもなくても可です。

例えば提示のコードであれば以下のように書けます。

countUp() {
  this.setState(prevState => {
    return ({
      count: prevState.count + 1
    });
  });
}

render() {
  return <li
    style={{backgroundColor:this.props.color}} onClick={this.countUp}
  >
    {this.state.count}
  </li>;
}

React においては複数行の JSX を返すときに () 使わないと上の例のようにダサくなるので () で囲ったほうがいいよねって風習があります。

Comments

[退会済みユーザー]

ありがとうございます！