Node.jsは試作品、あるいは"繋ぎ"となったのか？

node.js考案者であるRyan Dahl氏の「10 Things I Regret About Node.js」を訳された以下の記事を見ました。

http://yosuke-furukawa.hatenablog.com/entry/2018/06/07/080335

人間、先が読める神様ではないのですからアーキテクチャ設計ミスもやむを得ないし、
それをふまえてどうするかが重要とは思うのですが、
「これらの失敗をふまえてDenoというアーキテクチャを作りました！」(意訳)という声明には心を乱されました。

これはつまり、DenoというNode.js2.0が開発されつつあり、
node.jsはより良いプロダクトの為の試作品、
あるいはDenoへの"繋ぎ"のような位置づけになったということでしょうか。

※タイトルが煽り気味ですが、その他で簡潔に表現出来そうもありませんでしたのでご容赦下さい。

行動規範の内容に同意します

回答1件

ベストアンサー

Node.jsは試作品、あるいは"繋ぎ"となったのか？

Ryan Dahl氏の人生としてはNode.jsを作り上げた経験を元に、
更に改良版を作ろうとしているのでYesと呼べるでしょうね。

この世にある道具、学問、言語、思想…
これら全ては未来の視点で言えば「当時は頑張ってたよね」止まりの繋ぎのモノである、
…と言い換える事が出来るはずです。

時間が経過すればどんなに素晴らしいモノもアラが見えるようになるものです。
じゃあ成長した俺様の知識を総動員すればもっと良いモノが作れそうだ！
…と挑戦することはとても素敵なことだと思います。

DenoというNode.js2.0が開発されつつあり

それは少しばかり行き過ぎた想像です。
Ryan Dahl氏はNode.jsから離れています。
既に流行っており、世界中に認知されてしまったNode.jsをぶっ壊す権利は彼にはありません。

なのでdenoはNode.jsを壊して作り直すというよりは、
既存プロダクトをフォークした後に自分の納得行くように作り直してプルリクを送るような立場になるでしょう。

まぁ、Node.jsに乗っかっている既存プロダクト達の核はJavaScriptファイルなので、ちょっとの手直しでdenoへ行けると思います。
更に良いものが出ればブラウザをIEからChromeに乗り換えるくらいの気軽さで、みんなさっさと移住するでしょう。

しかし、Node.jsも進化が止まったレガシーなプロダクトではありません。
Ryan Dahl氏の手を離れ、独自の進化を遂げてきましたし、それが今後も続くだけの話です。
denoの優れた思想の内、Node.jsで輸入できそうなものは真似するでしょう。
既に流行っているNode.jsが駆逐されてdeno一色になる未来は中々想像出来ません。

投稿2018/06/10 16:36