微妙に異なる引数を高階関数に渡したい時の適切な設計

Question

def main(func):
    a = 1
    b = 2
    c = 3
    d = 4
    print(func(a, b, c, d))

def func1(a, b, c, _):
    return a + b + c

def func2(a, b, _, d):
    return a * b * d

main(func1)
main(func2)

このコードのように関数内で生成した変数を、関数オブジェクト毎に異なる引数を渡したい時の設計はどうするべきかと悩んでいます。

このコードでは全ての変数を引数に渡す方法を取っていますが、使わない変数までも受け取るのはやはり気持ち悪さを感じてしまいます...

関数の外の変数を、異なる引数として渡したいのであれば部分適用なりカリー化なりをすればいいと思うのですが、それと同じ感じで美しい方法はないのでしょうか？

これが最適であるのかどうか、もしくは他にいい方法があるのかどうか、わかる方いらしたらお願いします。

Answer 1

位置引数ではなくキーワード引数にすれば、少し気持ち悪さが軽減されるような気もします。

def main(func):
    params = {
        'a': 1, 'b': 2, 'c': 3, 'd': 4,
    }

    print(func(**params))

def func1(a, b, c, **kwargs):
    return a + b + c

def func2(a, b, d, **kwargs):
    return a * b * d

main(func1)
main(func2)

---

なお、部分適用にはfunctools.partialが利用出来ます。
利用がふさわしいかどうかは、実際のコードを見てみないとなんともわかりませんが。

Comments

[hayataka2049]

なるほど、名前が一致しない奴は**kwargsに押し込まれる訳ですか。・・・いや、これはこれで、なんか・・・

[LouiS0616]

根本的な解決策にはなりませんね。『謎の引数』に蓋をしただけです。

[puroko3]

回答ありがとうございます。
面白い方法ですね。参考になります。
ただどういうやり方でも、このケースはどうしても無駄が出来てしまう感じでしょうかね...
まあダメ元でもう少しだけ回答受け付けようと思います。

Answer 2

率直に思うのは、こういうケースはそもそも高階関数を適用すべき状況なのか、ということです。

引数という関数の基本的なインターフェースが異なるのですから、高階関数で使おうとしても面倒くさいだけです。

「それでもやる」というのなら、私は次の方法を好みます。

def main(func):
    a = 1
    b = 2
    c = 3
    d = 4
    print(func(a, b, c, d))

def func1(a, b, c):
    return a + b + c

def func2(a, b, d):
    return a * b * d

main(lambda a, b, c, d: func1(a,b,c))
main(lambda a, b, c, d: func2(a,b,d))

別に何の解決にもなっていないのですが、少なくともfunc1とfunc2に責任を押し付けないで済ませているので、多少マシな状況だと私は思います。

Comments

[puroko3]

回答ありがとうございます。
高階関数さえ適用できれば、処理を使いまわせるのであれば、関数を分割して使いまわすよりも
組み立てなくてもよかったりリファクタリングを最小限に抑えれて楽なので、引数が少し違う程度なら何とかならんかなと思った次第です。

やはり根本的な解決は難しそうですか...
ただ私的にもこちらの方がまだ好みです。

Answer 3

すでにベストアンサーが出てしまっていますが、今回の場合は高階関数が適切でない、ということについて蛇足で回答させていただきます。

まず、関数の引数に関数内で使わないものは含めない方が良いので、func1やfunc2はhayataka2049様のコードのように

def func1(a, b, c):
    return a + b + c

def func2(a, b, d):
    return a * b * d

とするのが良いです。

そして、mainに関しては、高階関数をとらず、内部で2回printするとスッキリします。

def main():
    a = 1
    b = 2
    c = 3
    d = 4

    print(func1(a, b, c))
    print(func2(a, b, d))

main()

このように、func1とfunc2は計算をするだけの関数、mainはそれらの計算結果を出力するだけの関数、と小さくわかりやすい関数になります。

また、変数は必要なところで宣言するようにしましょう。(変数dはfunc1では使われていないですね)

def main():
    a = 1
    b = 2

    c = 3
    print(func1(a, b, c))

    d = 4
    print(func2(a, b, d))

こうすることで、変数dの影響する範囲を小さくでき、コードが読みやすくなります。

もし、質問者様の意図と異なる回答であったならば、申し訳ございません。

Comments

[puroko3]

回答ありがとうございます。
やはり高階関数は、引数が一致する時のみに留めるべきですね...

[kazurego7]

高階関数は、共通する処理をくくり出したいときに使うと思います。
この記事が、わかりやすいです。
https://qiita.com/kwatch/items/03fd035a955235681577

[puroko3]

わざわざありがとうございます！
参考にさせていただきます。

Answer 4

意味の異なる変数に使っているのに、明示しないのはバグの温床の気がします。

def main(func):
    l = [1, 2, 3, 4]

    print(func(l))

def func1(l):
    return l[0] + l[1] + l[2]

def func2(l):
    return l[0] * l[1] * l[3]

main(func1)
main(func2)

func1とfunc2は引数を3つしかとらないのが自然な気がします。

Comments

[puroko3]

回答ありがとうございます。
シンプルながらリストは思いつきませんでした。
仰られているように、こういう時は高階関数は避けた方が良さそうですね...
また機会があれば回答お願いします