計算式が理解できない

Question

お世話になります
下記のコードの内容を教えてください

public class Main {
  public static void main(String[] args) {
    add(100, 20);
    add(200, 50);
  }
  // 複数の値を受け取るaddメソッド
  public static void add(int x, int y) {
    int ans = x + y;　⇒100+20ですね
    System.out.println(x + '+' + y + '=' + ans);
  }
}

コンパイルしたら答えは
344
604
になりました⇒なぜこのようになるのかが理解できません
(x + '+' + y + '=' + ans);この部分がよく理解できません

Answer 1

以下のようにすると期待通りになると思います。
System.out.println(x + "+" + y + "=" + ans);

• と = をシングルクォートではなくダブルクォートで囲います。

シングルクォートで囲んだリテラルはchar型になります。
char型は内部ではint型で持っているので、普通に数値の足し算になってしまうのです。
int i = '+' のようにint型の変数に代入することもできます。
System.out.println('+' + '='); とすると数値が結果として出てくると思います。

• と = は文字列として連結したいわけですから、

ダブルクォートで囲んでStringとして扱う必要があります。

Answer 2

シングルクォートをダブルクォートに変えるとできると思います。
シングルクォートだと文字リテラルに解釈されて、文字コードの数値計算がなされてしまいます。
ダブルクォートだと文字列リテラルに解釈されて、+が文字列結合になるはずです。

Answer 3

'+'や'='といった、一重引用符で囲んだ文字を式の中に入れると、文字コードの値が計算に使われます。

'+'はU+002B（10進法で43）、'='はU+003D（10進法で61）です。

Comments

[Casablanca_mtg]

皆様大変分かりやすい回答ありがとうございます。シングルクォートとダブルクォートの使い分け理解できました。この違いで答えが全く違ってくるのですね。すごくわかりやすかったですありがとうございます。ダブルククォートに変えたら
100+20=120
200+50=250
となり、また一つ勉強させていただきました。本当にご指導に感謝いたします

Answer 4

「'」（シングルクォーテーション）で囲まれた1文字はcharというデータ型を表します。
例えば以下のような検証コードを書いてみると、'+'や'='が実際にどういう値かわかります。

char c;

c = '+';
System.out.println("" + c + "=" + (int)c); // +=43

c = '=';
System.out.println("" + c + "=" + (int)c); // ==61

そうすると、「add(100,20)」の結果として、

x + '+' + y + '=' + ans = 100 + 43 + 20 + 61 + 120
                        = 344

という数値が表示されることが分かります。

Answer 5

""の文字列定数ではないため、文字列連結演算子String Concatenation Operator +が適用されません。

char型はint型に拡大変換できます。これはプリミティブ型の拡大変換または英語で
5.1.2. Widening Primitive Conversion
といいます。

// '+'→43
// '='→61
// 100 + 43 + 20 + 61 + 120 = 344
System.out.println(x + '+' + y + '=' + ans);