パルスの立ち上がり時間、立下り時間はJIS C 0161の定義に従います。
立ち上がり/立ち下がり時間に詳細が図入りで説明されていますから、基礎知識として読んでください。
パルスの立ち上がり時間、立下り時間を計測する手順
1)立ち上がり時間と立ち下がり時間を計測するためには、パルスの波形を観測する必要があります。
Arduinoのアナログ入力ピンにパルス信号を入れておき、一定周期でanalogReadで値を読み取る操作を繰り返してデータを蓄積してください。パルス信号の100周期(パルス100個)分ぐらいのデータがあれば良いと思います。
2)波形データから、最低の値(maxVal)と最高の値(minVal)を見つけます(それらが0%の値と100%の値になります)。
ArduinoのADコンバータは10ビットなのでanalogReadで0~1023の範囲の値が得られます。
[(注)maxVal - minVal が少ない(500以下)の場合には、測定の精度が低くなるので、パルス信号を増幅してからアナログ入力ピンに入れる等の対策を検討すべきだと思います]
3)そして立ち上がりの開始点(lowVal(10%値))と終了点(highVal(90%値))を以下の式で求めます。
lowVal = minVal + (maxVal - minVal)*0.1
highVal = minVal + (maxVal - minVal)*0.9
highValは立下りの開始点でもあり、lowValは立下りの終了点でもあります。
4)波形データを測定開始から時刻順に調べていって、lowValを超えてhighValに達するまでの時間(立ち上がり時間)、highValから下ってlowValに達するまでの時間(立下り時間)をそれぞれの配列に記録してゆきます。
5)立ち上がり時間の配列から平均値を求めたものがパルスの立ち上がり時間、立ち下がり時間の配列から平均値を求めたものがパルスの立下り時間です。
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測定した値をLCDに表示するプログラムの例は、ネット検索でたくさん見つかるでしょうから略します。
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