php.iniのPATHに指定される「-t」の意味

Question

PHPの設定ファイルに書かれているオプションの意味が分からなかったので質問いたします。

メール送信の設定で

sendmail_path = "\"C:\xampp\sendmail\sendmail.exe\" -t"

という表現が出てきます。

この中の-tは何を意味しているのでしょうか。
ドキュメントなどに書かれているようでしたらその場所を教えていただけるとありがたいです。
この設定ファイル自体はphp言語ではないようですがC言語を元にしているのでしょうか。

また、"の部分で2回エスケープをしているようです。
C:\xampp\sendmail\sendmail.exeという文字列に-tがついたものととらえることができますが、
以下のように書いている記事も発見しました。

sendmail_path = "D:\xampp\sendmail\sendmail.exe -t"

これでも動作しているようなのでわざわざエスケープしている理由が分からないです。
そもそもどのような言語なのかわからないので困っております。
ご教授いただけるとありがたいです。

Answer 1

sendmailのオプションなのだな。

To: 行、Cc: 行、および Bcc: 行のヘッダーを読み、そのヘッダーにある人すべてに送信する。Bcc: 行は送信前に削除する。引数ベクトルにおけるいずれの名前も送信リストから削除する

なのだな。

付録 B sendmail オプション

PHP的にはこれを使って exec($sendmail_path); みたいな事をするのだな。
そうすると、システムコマンドとして

C:\Users\hogehage> "C:\xampp\sendmail\sendmail.exe" -t

みたいなのが発動するのだな。
ダブルクオートで囲んでいるのはパスに多バイト文字があっても実行できるようにするためなのだな。

また、"の部分で2回エスケープをしているようです。

ダブルクオートの中でダブルクオートを使うために、ダブルクオートをエスケープしているのだな。
これがもし、PHPのコードであったならこうすればエスケープの必要はなかったのだな。

$sendmail_path = '"C:\xampp\sendmail\sendmail.exe" -t';

だがしかし、だがしかしだ、php.iniでシングルクオートがつかえるかは知らないのだな。

Comments

[spring_learner]

極めて的をついた回答&味のある表現、ありがとうございます！
コマンド上で「"」を残す意図があったんですね。

また、sendmail.exeも調べてみました。unixのsendmailソフトを模したfake sendmailだということが分かりました。自分ではたどり着けなかったので大変ありがたいです。

[退会済みユーザー]

がんばったのだな。偉いのだな。

Answer 2

既にluckerさんが適切な回答を与えているので、
質問の後半についてのみ。

sendmail_path = "D:\xampp\sendmail\sendmail.exe -t"

でも大丈夫な理由は、
Windowsではもともと長いファイル名やフォルダ名を使えなかった時期があり、
ファイル名8文字＋拡張子3文字までであれば許容できたため、
親や子や孫などすべてのフォルダが8文字以内のフォルダ名であれば、
ダブルクォート文字で括らなくてもアクセス可能なのです。
参照：8.3形式 - Wikipedia

長いファイル名や長いフォルダ名を含む場合はダブルクォート文字で括る必要があり、
ダブルクォート文字の中で（長いフォルダ名・長いファイル名を使うための）ダブルクォート文字をエスケープするために、
「"」を使っているのです。

Comments

[spring_learner]

補足事項ありがとうございます！

これまた自力でたどり着けないような知識でした。
一つずつのフォルダ名が8文字を超えていないためこの書き方が可能だったんですね。
念のためエスケープでコマンド上の「"」を有効にさせているということで解しました。
ありがとうございました！