仮想関数について

Question

次のプログラムの derived(int x) : base(x) {}の部分が理解できません。
derived(int x)は、class derivedのコンストラクタですが、 : base(x) {}を付け足す理由はなんですか。コロン：が付いているということは、: base(x) {}がderived(int x)の実行内容ということですか。関数で言う｛｝の中身というか。

よろしくお願いします。

class base {
public:
    int i;
    base(int x) { i = x; }
    virtual void func()
    {
          cout << "baseのfunc()を使う:";
          cout << i << '\n';
    }
};

class derived : public base {
public:
    derived(int x) : base(x) {}
    void func()
    {
          cout << "derivedのfunc()を使う:";
          cout << i * i << '\n';
    }
};

Answer 1

コンストラクタでは、メンバおよび基底クラスの初期化のための構文が提供されています。
これはコンストラクタ初期化子などと呼ばれています。

class Base {
 public:
  Base(int x) : m_x(x) {}

 private:
  int m_x;
};

class Derived : public Base {
 public:
  Derived(int x, int y) : Base(x), m_y(y) {}

 private:
  int m_y;
};

コンストラクタ初期化子は、コンストラクタ Derived(int x) {} の引数リスト (int x) と関数のブロック {} の間にコロンに続けてカンマ区切りで記述します。
例では Base クラスのコンストラクタで Base クラスのメンバ m_x を初期化しています。
また、Derived クラスでは Derived クラスの基底クラス Base と Derived のメンバ m_y を初期化しています。

質問内容のコードでは derived のコンストラクタで基底クラス base のコンストラクタを呼び出して初期化しています。

Comments

[fgfnabwym]

miteiさん回答ありがとうございました。
質問して良かったです。

Answer 2

それは、スーパークラスのコンストラクタ呼び出しです。

Comments

[fgfnabwym]

stripeさん回答ありがとうございました！！