単体テストの観点から見たInterfaceの必要性について

Question

Interfaceの必要性について教えて頂きたいです。

Interfaceのメリットがある一例として、以下のものは理解しています。
・Interfaceの実装が増えた場合、利用側は意識せず利用できる。
すなわち、疎結合とすることで変更に強いアプリケーションにできる。

ですが時々Interfaceのメリットについて"テストの容易さ"と回答するサイトを見ます。
Interfaceの実装が複数ある場合は分かりますが、
実装クラスが1つのみの場合(そして今後も実装クラスが増えることはない)でも
同じ回答をしているサイトを見ました。

Moqライブラリなどはクラスもモックにできるので
実装クラスが1つのみの場合、Interfaceを用意する必要がないと思うのですが、、

Answer 1

テストする側から見るとInterfaceは、テスト対象クラスのオブジェクトをプログラムから操作もしくは観測できる事の外部仕様です。

そうした仕様が明確化されているクラスと、コードを読み解かないと何ができるか判らないクラス、どちらのクラスがテストしやすいと思われますか。

・どうせクラスのコードを読むから一緒と思われる方にとっては、Interfaceの必要性は無い（少なくともテストの観点からは）。
・テストで使えるものと使えないものが書き分けられていたほうが判りやすいと思われる方にとっては、Interfaceの必要性（有用性）は有る。

テストする方のコードを読み解くスキルによって、あるいはクラスのコードの書かれ方(読みやすさ、複雑さ)によって、感じ方は違ってくると思いますが、Interfaceが有用であると思う方は少なからず居ると考えます（私がInterfaceが有用だと思うからかもしれませんが）。

Answer 2

質問者様の「テストの容易さ」の解釈がずれているように感じました。
「テスト（実施）の容易さ」と捉えられているのではないでしょうか？

仰るように実装クラスが1つであれば、Interfaceがあろうとなかろうと、テストを実施することについて何も変わりません。

ここで言う「テストの容易さ」というのは「テスト（を見通すこと）の容易さ」です。
Interfaceがあれば、いざ実装時にズレが生じることもありません。
開発者全員がきっちりやっておけば、そういったことも生じませんが、実際には軌道修正が付き物です。

制約の厳しい決め事があれば、揺らぎが少ないのは当然ですので。

Comments

[zun-zun]

おっしゃる通りです、テスト実施の容易さと解釈していました。
ありがとうございます！