Rでcsvファイルをベクトル化すると値が変化する問題について

Question

これは本物のデータ分析力が身につく本に付属しているファイルなのですが、excelファイルをcsvに変換して下記のようにRで読み込んだところ以下のように表示されます

y <- read.table("/Users/hagiharatatsuya/Desktop/商品データ.csv/投資判断-表1.csv", sep=",", na.strings=c(""))                     
y$V3[-1:-4]
> y$V3[-1:-4]
 [1] 0.9%  1.0%  0.4%  0.3%  1.9%  -0.4% 1.8%  2.9%  -0.2% 1.4% 
[11] 2.3%  1.6% 
14 Levels: -0.2% -0.4% 0.3% 0.4% 0.9% 1.0% 1.4% 1.6% 1.8% ... 株価の変動率

しかしこれをc()でベクトル化すると値が変わってしますのですが何故なのでしょうか？

c(y$V3[-1:-4])

> c(y$V3[-1:-4])
 [1]  5  6  4  3 10  2  9 12  1  7 11  8
> 

Answer 1

おそらく、read.tableでデータを読み込んだ際に、パーセント表記の項目が文字列として認識され、さらにfactorに変換されています。
文字列をfactorに変換するとは、平たく言えば番号に変換するということです。c()を介在させると、文字列そのものではなくこの「番号」が取り込まれてしまいます。

表示に14levels:と出ていますが、これは当該データが14個の「番号」に変換されていることを示しています。

この面倒な状況を避けるには、read.tableを次のようにしてください。

y <- read.table("/Users/hagiharatatsuya/Desktop/商品データ.csv/投資判断-表1.csv", sep=",", na.strings=c(""), stringAsFactor=F)                     

このあと必要に応じてパーセント記号の除去、数値化などの処理が必要になります。