VBAは、VB6相当の言語です。
VB6という言語は、少し調べてみれば分かりますが、初版は1998年、今から約20年前時点で盛り上がった言語です。
そのVB6自体はどうなったかというと、2008年4月8日にマイクロソフトのサポートが打ち切られています。つまり言語自体が相当に古く、これからの発展も望めないものなのです。
言語自体が古いということはつまり、巷で話題になっているような斬新な考え方を盛り込んだ言語仕様は存在しませんし、これからの発展もありません。例えばオブジェクト指向はサポートされていませんので、なんとかして構造体を利用して似たようなことを実現する必要があります。
既にマイクロソフトはVB6の後継の言語としてVB.NETを発表し(それ自体も20年近く前のことです)、言語としてはそちらのサポートに移っています。
元々、VBAはOffice製品の処理のちょっとした自動化のために付加されていた、「オマケ機能」のようなものです。そもそもExcelやAccessの機能をプログラムで操作できるというのは物凄いことで、使う側としてはとても便利ですよね。ただ、使う側から見れば便利でも、それをOffice製品に組み込むのは恐らく至難の業で、さぞマイクロソフトの当時のOffice開発チームは苦労したと思います。
VBAはあくまで「オマケ機能」ですし、機能のブラッシュアップ自体もとても難しいものなので(と思われます)、Officeのバージョンアップと同時にはブラッシュアップされなかった、結果として現在もVBAはVB6相当のものになっているのだと個人的には推測していますが、それほど外した推測ではないでしょう。
ここまで読んでいただけたのであればある程度想像が付くと思いますが、GitHubを利用するような「新しい物好き」「最先端の技術が好き」「オープンソースのライブラリを色々ブラッシュアップしたい」というような人の中には、VBAのように発展性の無い言語を利用されている方が少ないということでしょう。
多分そういった方々は、わざわざ開発言語としてVBAを選ぶのではなく、何か違う言語でExcelと同じようなアプリを自分で作りたいなどと思っているぐらいだと思います。
また、ExcelやAccessのようにビジネスで実際に使われているツールについては、VBAを利用した処理の効率化を「商売」にしやすいという側面もあります。
例えば、「業務効率化のためのExcelのライブラリを10万円で販売します」等といった具合です。
そういったライブラリを作っている会社が、ソースコードをGitHubでわざわざ公開したら商売が成り立たなくなってしまいますね。なので秘密主義にしている組織や個人も多いと思います。
こういった部分が、VBAの世界がクローズドになっている背景かと思います。その上でGitHubを利用されるかどうかは、yuujiMotokiさんの判断になります。
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2018/03/15 15:23