Rubyでのreturnについてのコーディング規約

Question

Rubyのコーディング規約に目を通していたところ、「メソッドの値を返す場合は、必ずreturnを使用する。 また、returnの括弧は省略する。」と書かれていました。

この部分ですが、Rubyでは返り値を求めるときにreturnが不要と言われていますが、コーディング規約の内容と相反するので疑問に思った次第です。

#規約の方法
def add(x, y)
  return x + y
end

#規約でおすすめしないとされている方法
def add(x, y)
  x + y
end

上記のコード両方でも同じ結果がかえって来ますが、規約で誤った例とされるのは、どのような意図があるのでしょうか？

よろしくお願いいたします。

Answer 1

Ruby のコーディング規約は一つではなく，return は積極的に略すべしという派と，略すべからず派とがあります。

前田修吾さんの Rubyコーディング規約 では

メソッドの値を返す場合は、必ずreturnを使用する。

となっていますね。これをご覧になったのでしょうか。

私は省略派ですが，

def foo
  return if なんとか
  かんとか
end

のように略せない場合があるほか，複雑なコードだと return を書いたほうがわかりやすい場合もあります。

であれば，「この場合は略す，この場合は略さない」とするよりも，一律にすべての return を書くことにする，というのも一つの見識かな，とは思います。

下記の Qiita のコメントに少し書きましたので，ご参考になれば。

https://qiita.com/qqyyhii/items/04c679148111913948a1#comment-24483cb91aa2e97cede4

Comments

[退会済みユーザー]

ありがとうございます。　Qiitaのほうも参考になりました(^^)

Answer 2

Rubyは非常に自由な言語です

それゆえ、各々で規約で書き方を規定しないと読み解くのが大変になってしまいます。

「メソッドの値を返す場合は、必ずreturnを使用する。 また、returnの括弧は省略する。」

については、おそらく

• ifなどを付けた時にreturnを使わないと意味が変わる事がある
• 他言語メインの人が解読するときに困惑する

のが問題なのだと思います

def a(x, y)
  x + y
end

def b(x, y)
  return x + y
end

この2つのメソッドは同じです
後にxが負の場合にはyを返したいとします

def a(x, y)
  if x < 0
    y
  end
  x + y
end
def b(x, y)
  if x < 0
    return y
  end
  return x + y
end

これはaのみ意図通りには動きません

Comments

[退会済みユーザー]

ご説明ありがとうございます。具体例をいただいてすっきりいたしました(^^)