OpenCVで画像を表示後、暫くすると経過すると勝手に画像がカラーから白黒に変化してしまう。

Question

OpenCVで画像を表示後、10秒くらい経過すると、画像がカラーから白黒に勝手に変化します。
cv2.waitKey(0)で、KEYの入力待ちを継続している場合は、このようなことは発生しません。

一定期間、OpenCVの処理を行わない場合に発生していると思われるのですが、OpenCVの仕様
なのでしょうか?

また、勝手に白黒にならないようにするには、どうすればいいのでしょうか?

※OpenCVは、3.3.0 を使用しています。
※OSは、Ubuntu 16.4 を使用しています。

# -*- coding: utf-8 -*-
import cv2
import time

#画像を読み込む
img = cv2.imread("1.jpg")

#ウィンドウの名前を設定
cv2.namedWindow('gui', cv2.WINDOW_NORMAL)

#ウィンドウの名前を選択して画像を表示
cv2.imshow('gui', img)

#入力待ち
cv2.waitKey(100)


while True:
    print(".")
    time.sleep(1)

Answer 1

おそらく、描画を含むウインドウのイベント処理が行われていない（＝応答なし）ウインドウはそのような表示になるのでしょう。
Windows環境ではウインドウタイトルに「(応答なし)」と表示され、白っぽく表示されます。

これはOpenCVの仕様というより、OpenCVがウインドウ表示に利用しているより低レベルのGUIシステム側の仕様（挙動）となります。
ubuntu環境ではそれがX Window SystemなのかGNOMEなどのデスクトップ環境なのかは分かりませんが。

また、下記のようにループ中でwaitKey(呼び出すことで、Windows環境では応答なし状態にならないようにできて、表示状態も正常のままとなります。

while True:
    print(".")
    time.sleep(1)
    if cv2.waitKey(100) == 27: # ESCキー
        break

cv2.destroyAllWindows()