Q&A
can110様
ご解答ありがとうございます！
あ、静的コード解析ツールですか！なるほど！
DoxygenやCppcheckなどの静的コード解析ツールを改造して、好きなように出力できればいいなぁ。。。
DoxygenやCppcheckはコードを見れたりいじれたりするものなのでしょうか？
業務で、ロジック内の関数や、その関数が使用しているグローバル変数などを洗い出し、分析する必要があります。
例えば、Eclipseのコードリーディング機能のように、統合環境の機能を使えば、関数の一覧を出したり、関数の階層や使用しているグローバル変数などを見ることは出来ますが、そういった情報をもっと自由自在にExcelにまとめ、テスト仕様書や関数仕様書作成を自由自在に作れるようになりたいのです。
その為には、Cのコンパイラが変数内からどのように関数や変数を識別しているのか？
または、Eclipseなどの統合環境がどのように関数の階層を分析して階層表示させているのか、その具体的なロジックを知りたいと思っています。
その為に一体どこから手を付けたらいいのやらという感じです。。。
CコンパイラやEclipseなどがどのように関数や変数を判別しているのか？
それを知るのに何かいい方法は無いものでしょうか？
ごちゃごちゃ書きましたが、まずは、
「Cプログラムの中から、関数一覧を抽出してエクセルに吐き出す」
というVBAを組んでみたいと思います。
それには、どうしたらいいのでしょう？
C言語のプログラムの中で関数かそうでないかを判定するにはどうしたらいいのでしょうか？
まずはC言語の正しい仕様を理解するところからですね。
C言語の正しい仕様はどうしたらてにいれられれるのでしょうか
回答4件
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ベストアンサー
こんにちは。
Cコンパイラは構文解析してます。構文解析器を作ればできます。
「第1回:かんたん構文解析入門」という記事がありました。なかなかハードな印象です。
can110さんが紹介されているDoxygenは、ソースコードを構文解析し、さらにDoxygenの約束に従ってコメントを付けることでドキュメント化してくれます。clangコンパイラの構文解析ライブラリのドキュメントはDoxygenで作られています。
Doxyenにソースコードをぶち込んだだけでも、ある程度解析してくれますし、有用ではないかと思います。
恐らく現実的な線と思います。
「clangで関数呼び出しを抜き出す」は、上記clangコンパイラの構文解析ライブラリ（libTooling）を使って関数リストを抜き出す記事です。
このlibToolingを使いこなせると、この手の目的のためには非常に有用です。FunctionDeclが関数、VarDeclが変数です。C言語なら、この２つから辿ればそこそこ解析出来るはずです。
libToolingの使いこなしもそこそこハードですが、もし、コンパイラ周辺に興味があるのならばこれを使いこなすと結構強みになると思います。（緩いライセンスなのでかなり自由に使えますし。）
投稿2017/12/13 15:30
総合スコア23272
0
まずとっかかりとしてDoxygenやCppcheckなどの静的コード解析ツールのソースコードが参考になるかと思います。
投稿2017/12/13 14:53
編集2017/12/13 14:56
総合スコア38266
横からになりますが。
DoxygenもCppCheckもソースコードがgithubにあります。
https://github.com/doxygen/doxygen
https://github.com/danmar/cppcheck
Doxygenは字句解析にはflex使ってるので、いじるなら最低限そのあたりの知識は必要です。
以下のコードが字句解析のソース（の一例）です。
https://github.com/doxygen/doxygen/blob/master/src/scanner.l
t_masa様
ご回答ありがとうございます！
なるほど。
これで、時間さえかければなんとかなるという事ですね。。。
でも、確かにハードルは相当高そう。。。
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どのように関数や変数を識別しているのか？
その具体的なロジックを知りたいと思っています
その為に一体どこから手を付けたらいいのやらという感じです
他の回答者の方々が仰るように、
ツールを利用するのが、現実的な選択肢だと思います。
でも、原理的な話もしておきます。
静的解析は、
インタプリタやコンパイラなど、
言語処理系の知識があるとできます。
それには、構文解析はもちろん、
オートマトンやBNFなどが関係してきます。
紙幅の関係で思いっきり単純化した話をすると、結局は、
文字列を読み込んで、IF文で分岐させればできます。
もちろん、パーサコンビネータのように、
もっと洗練されたやり方はありますが。
一番抽象化した基礎の基礎は、記号による状態遷移です。
具体的なロジックを言っていくと、
（インタプリタなどが）Cのコードを文字列として読み込んで、
もし、「if」とか「for」とかの単語を見たら、
予約語になってるので、それに応じた処理をします。
もし、「abc」のような未知の単語に遭遇したときに、
文法知識を使って、変数か関数の宣言かどうか判断します。
関数ならカッコがついているとかです。
そして、一度出た単語は記憶しておき、関数の呼び出しなどに対応します。
もちろん、実用的な構文解析では、構文木を構築するとか、
変数がグローバルかローカルを判定するなら、スコープを処理するとか、
細かい部分がいろいろありますが、一番基本は単語で分岐させることです。
なお、インタプリタやコンパイラを作るのではなく、静的解析だけなら、
処理を省略できる部分もあるでしょう。
たとえば、C言語ならプロトタイプ宣言だけ見ても、かなり情報があるし。
ただ結局、静的解析も、別のタイプの構文解析です。
複雑になると言語処理に近づいていきます。
C言語の正しい仕様を理解するところ
C言語はANSIやJISなどで規格化されているので、
規格の情報を入手すれば、言語仕様は分かります。
The syntax of C in Backus-Naur form（Western Michigan University）
ただ実際には、規格そのままだと実装で使いにくいので、
実装上はBNF（上記は一部だけだが参考に）を使います。
しかし、自力で一から構文解析するのは、
一番正攻法ではありますが、率直に言って、
非常に難解な領域でもあります。少なくとも、初心者向けではありません。
だから、実用上はツールを使いつつ、もし使うだけでは満足できないなら、
長い時間を掛けて、少しずつ正攻法の構文解析も、
並行して学んでいくことになると思います。
投稿2017/12/14 12:38
総合スコア5592
LLman様
非常に詳しい解説をありがとうございます。
そうですね。
他の方の回答にもありましたが、
最初はclangやctagsのツールを使うところから勉強してみようと思います。
ありがとうございました。
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業務利用ならばUnderstandなどを購入するのをお勧めします。
ソースコードを直接解析するのは中々痺れるので、簡易的でよければctagsでタグファイルを作ってそれをVBAから加工してはどうでしょうか？
関数やグローバル変数の一覧ぐらいだったらこれでいいかもしれません。
被参照関係の解析は工夫が必要そうですが・・・。
投稿2017/12/13 18:49
総合スコア1430
TaroToyotomi様
ctags、ちょっと見てみましたが、これを使いこなせればなんとかなるかもしれません。
ありがとうございます！
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退会済みユーザー
2017/12/17 02:26