PHPに関わるエンジニアのための「PHP求人業界動向」

多くのWebサービスで使用されているPHP。

この記事ではPHPの基本情報についてまとめているほか、最新の求人情報をご紹介。また、これからPHPを学習したいという方におすすめのWebコンテンツや書籍もまとめています。

PHPの概要

PHPとは、Web開発に特化した汎用スクリプト言語。非常に多くのWebサービスで使用されているプログラミング言語の1つです。
転職市場でもPHPを扱う求人は豊富にありますが、なぜ数が多いのでしょうか。
3つの理由を解説します。

PHPを扱う求人が多い3つの理由

(1)学習コストが低く、入門言語とされることが多い

PHPはオープンソースで、学習するためのWebコンテンツも数多く公開されています。学習コストが低く学習しやすいため、初心者の方にも馴染みやすい言語といわれています。

(2)人材が集まりやすい

前項の通り、PHPは入門言語ともなりやすく、身につけている人材が多いことが特徴。そのため、PHPの求人には人材が集まりやすい傾向にあります。

(3)PHPで作成されている既存サービスが多い

既存のWebサービスの多くがPHPで作成されていることも、PHPの求人が多くなる理由です。
そのため、新規サービスの開発だけではなく、既存サービスの運用や機能追加に携わる求人も多いです。

最新のPHP業界の動向

コミュニティ活動が活発

PHPを扱う人材はPHPer(ペチパー)と呼ばれており、情報交換や開発の促進を目的として積極的なコミュニティ活動が行われているのも特徴。
代表的なものとしては、日本PHPユーザ会が開催する「PHPcon(カンファレンス)」、「PHP勉強会@東京」などが挙げられます。

PHPの最新バージョンは?

・PHPの最新バージョンは? 2017年9月現在の最新バージョンは7.1.9です。
PHP7系はこれまでのPHP5系に比べて処理速度が速いと言われていますが、その理由はメモリアクセスに関して大幅に改善されているから。
現代のCPUに合わせて、データ量の削減やデータ局所性の改善など、PHPの内部的なデータ構造が大きく変更されています。

PHPのフレームワークについて

PHPには、CakePHPやZend Framework、FuelPHPなど、数多くのフレームワークが存在しています。
その中でも人気が高いのがLaravel。Ruby on Railsに似たフレームワークと言われており、シンプルで扱いやすいのが特徴です。

PHPはどんなシステムで使われているのか

PHPは、主にWebアプリやゲームアプリのサーバーサイド開発に用いられています。

【Webアプリのサーバーサイド開発】

  • EC〈electronic commerce=電子商取引〉サイト
  • Webサイト
  • その他顧客管理ツール

【ゲームアプリサーバーサイド開発】

  • スマートフォンアプリ
  • ブラウザゲーム

……etc.

多くのWebサービス開発に用いられているPHP。世界的なSNS「Facebook」も、以前はPHPで開発されていました。

最近の求人状況

PHPの求人は、他の言語と比べても多い傾向にあります。 ITエンジニアの求人の中でも約30%を占めており、Javaに次いで2番目に高いシェア率を誇っています。
その他に人気の高い言語として挙げられるRubyやjavaScriptなどと比較しても求人数は非常に多く、需要の高い言語といえるでしょう。

PHPを扱う求人の年収事情

PHP求人の平均年収は、IT求人の業界平均とほぼ同じ。370~640万円程度となっています。
プログラミング言語の中でも年収の水準が高いのは、RubyやPythonなどの熟達したエンジニア数が少なく需要が高い言語。PHPと同じく求人数の多いJavaは、PHPよりもやや低い給与設定となっていることが多いようです。

PHP求人の中でも給与の高いものには、いくつかの共通点があります。
一般的に、以下のような経験・スキルがあると、最低給与が高くなりやすいようです。

  • マネジメント能力/リーダーシップがある
  • フルスタックの能力がある
  • 上流工程(要件定義等)経験がある
  • 同業種の経験がある

技術力が高いだけではなく、上流工程での経験があることや、プロジェクト全体を見て仕事をした経験があることが重要になるというのが分かります。 より高い年収を得られる企業に転職するためには、上記のようなスキルを身につけることを意識してみてはいかがでしょうか。

※参考元:レバテックキャリア:https://career.levtech.jp/

PHPを勉強するのにおすすめコンテンツ

PHPを独学で勉強したいという方におすすめのコンテンツをWebと書籍、それぞれまとめました。
これからPHPの学習を始めたいという方は参考にしてみてください。

【Webコンテンツ】

Progate

言語の基礎から実践的な部分まで学ぶことができる、初学者向けのプログラミング学習サービス。教材にはイラストで表現されたわかりやすいスライドが用いられています。PHPの他に、HTML & CSSやJavaScript等の学習コースも用意されているので、Web開発について広く学びたいという方におすすめです。

paiza

PHPの他、JavaやRuby、Pythonなど主要なプログラムのコーディングテストを受けることができるサービス。結果は6段階で評価されるので、自分のプログラミング力・コーディング力を客観的に判断したいという方におすすめです。

ドットインストール

初心者向けに3分間にまとめられたプログラミングのレッスン動画を見ることができるサービス。基礎から学ぶことができるので、新しい言語にチャレンジしたいというときにおすすめです。

Codecademy

基礎的な部分から学べるコースが用意されているので、プログラミング初心者の方でも始めやすいプログラミング学習サービス。ただし、一部を除き日本語には対応していないので、ある程度英語が読める人におすすめです。

【書籍】

初めてのPHP

PHP言語の入門書的な書籍です。PHP7にも対応しているので、これからPHPを学ぶという方におすすめ。基礎的な知識について丁寧に解説されているだけではなく、実用的な情報も盛り込まれています。

パーフェクトPHP

PHPについて網羅的に解説されている書籍です。フレームワークを使用したWebアプリケーションの開発についての記述が多く、ある程度基礎が身についている方がより理解を深めるのに適しています。

独習PHP 第3版

PHP7について基礎的な知識からデータベース、セキュリティまで詳細に解説されている書籍。手を動かしながら学ぶことができるのが特徴で、解説・例題・練習問題が用意されています。

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